Beauty
パウダーファンデでつるんとしたなめらか肌を作るテク♡ベースメイクの基本を徹底解説
パウダリーでセミマット肌
ふんわり優しく塗れば、ほらっ!抜け感のある肌が完成♪
01セミマット系下地・・・パウダリーの密着度を高めます!
パウダリーだけだと肌に密着しにくいので、メイクのりを良くするには下地が不可欠。均一な肌色に整える役割もあるので、丁寧に塗ること!
ITEM・・・サラリと仕上がる柔らかテクスチャーのものが◎!
肌トーンを明るく整え、透明感も引き出してくれます。UVクリームだけれど、下地としてもおすすめ!
Check!マットで硬めテクスチャーのものは部分使いがおすすめ
読者に大人気!毛穴・色ムラカバー下地。
マット系下地には硬めのものも多いけれど、慣れないとムラになりがちだし、肌状態によっては乾燥を感じることも。とはいえ補整効果は高いので、Tゾーンなど、皮脂や毛穴が気になる所に使ってみて。他は柔らかい質感の下地を塗って。
PROCESS・・・ヨレを防ぐには「手の甲に伸ばす&ハンドプレス」がマストです!
下地の段階で、なめらか・均一に仕上げることがパウダリーを制する秘訣。まず手の甲に伸ばす・ハンドプレスでなじませる〝ひと手間〟を絶対行って!
1.
量は小豆1粒大が目安。
2.
ここでひと手間!しっかり伸ばすことで下地が「均一な状態」に!
「肌に均一に塗る」ために手の甲に伸ばしてフラットな状態にしておくよ!
3.
両頬・額・鼻・あごにON。
4.
下地を指に取り5点置きします(写真3)。指の腹(第一関節まで)で内→外にクルクルと広げます。伸びが悪いなら、保湿か手の甲のなじませが足りていない可能性が。
5.
凹凸がある鼻周りは塗りムラができやすいゾーン。5の矢印を参考にしっかり塗って。小鼻の溝、鼻の穴の周りなどの細かい所は指先を使います。
6.
ここでひと手間!指先までしっかり肌に当ててハンドプレス!
全体に塗り広げたら、最後にハンドプレスをして下地を肌に密着&なじませます。指先から手のひらまで使い、優しく押し当てて(擦っちゃダメ!)。
02コンシーラー・・・アラ隠しはこれで行って!
03ファンデーション・・・極薄塗りで「ふんわり・つるん」な肌に!
下地で作ったなめらかな肌にファンデを重ねることで、よりなじみがよくなり、ふんわりとした肌感に。厚塗りすると毛穴が目立ちやすくなるので、「薄塗り」が絶対です。
ITEM・・・肌にスルッとなじむ粒子の細かいタイプがGOOD
左・使用コスメ。
今季は、粒子が細かく粉っぽさを感じさせないものが数多くリリースされています。マットすぎず、ほんのりとツヤを感じさせる仕上がりが今っぽい!
PROCESS・・・パフを徹底的に揉み込んで、「均一肌」にメイク!
1.
2.
ここでひと手間!しっかり揉み込んでムラ付き防止!
ファンデをパフでひとなで(写真1)したら、2のようにかなり大胆に揉み込みます。粉をパフの中に入れ込めるので、最初に塗った所だけ厚くなるという事態を回避できます。
3.
中央→外に伸ばします!
写真の順番・方向に塗っていきます。粉を取り足すのは写真2を塗り終わった後。プロセス1、2の手順を繰り返し、粉をしっかりパフの中に入れ込んで。目周りは〝極々薄く〟で十分です。
4.
「優しく伸ばす」がマストです!
気をつけたいのが力加減。強く押し付けながらパフを動かすと、先に塗った下地やコンシーラーがヨレる原因に。肌表面をなでるイメージで、優しく塗って。
みんなのあるあるNG!
力が強すぎて皮膚が動いちゃってます〜。
皮膚を引っ張る勢いで強く塗り込んでいる人、多いんです。毛穴を埋めたい気持ちもわかるけれど、スキンケアと下地を丁寧に行っていれば、薄く塗るだけで十分美肌に見えます。
5.
6.
崩れやすい鼻周りは細かく塗って。
薄くムラなく塗ることがヨレ防止のキモ。凹凸がある鼻周りこそ、いろんな方向から細かく塗って。写真のようにパフを折り、小鼻の溝埋め・鼻の穴周りも忘れずに塗布すること。
7.
口周りもヨレやすいから細かく塗るよ!
Point!1、2をやれば、3回までは重ね塗りしてOK
目の下から唇の上までは重ねて良し。
プロが薄塗りを推奨していても、「重ね塗りしないと不安!」という声が多いのも事実。なので、どれぐらいなら重ねていいか聞いたところ「目の下〜唇上のゾーンは3回まで重ね塗りOK」ですって!
04+αテク・・・毛穴落ちが気になる人はフィックススプレーで予防して!
粉を重ねるほど肌は乾きやすくなるし毛穴も目立ちやすくなるため、毛穴落ちに悩む人、多いです。防止するには、潤いとフィックス力を高めるミストが◎。メイクの仕上げに顔から20〜30cm離してシュッとして。
おすすめアイテム
細かい粒子が肌にしっかりフィットしモチを高めます。潤い感UPにも◎。
やってる人が本当に多い〜(汗)みんなのあるあるNG!
パウダリー+フェイスパウダーはヨレの原因になるからやめましょう!
テカリを恐れるあまり、粉重ね・・・。これだけは絶対ダメ!そもそも粉が密着しないから下地を塗るのに、粉の上に粉を重ねてもヨレやすくなるだけ。スキンケアをがんばる方が、テカリ防止にはよっぽど効果があります。
メイク直し・・・パウダリーファンデの場合
厚塗りに見えない方法教えます!
基本のスキンケア&ベースメイクを実践すれば、ヨレは最小限にとどめられます。その状態ならメイク直しもミニマムで済むから、厚塗り感のない美肌に即、復旧可能!
01パウダリーの全顔塗りは厚ぼったくなるから避けて!
テカリ・赤み
テカリが気になる所だけ皮脂をオフ&粉を重ねて
全顔に粉をのせると、厚塗り感やカサつきが出てしまうのでNG。テカリが気になる所だけ皮脂をティッシュオフし、粉は取り足さず、朝使用した後のままのパフでおさえて。
毛穴落ち
パフでいろんな方向から押し込み
毛穴落ちは埋めるしかない!毛穴はいろんな方向を向いているので、上下横など、あらゆる方向からパフでファンデを押し込んで。厚塗り防止のため、粉は取り足しません。
02まず、余分なものをオフすることが必須!
クマ・シワっぽさ
1.
目元は乾燥しやすいので、まず油分を与える&ヨレた粉をオフすることが必要。バームをつけた綿棒やクレンジング綿棒を使って、目元を優しくなぞって。
2.
指の腹で優しくトントンして、フラットな状態に整えたらコンシーラーを。指に取り、クマ部分に明るさをON。
3.
最後に、パウダリーファンデで目元を優しくおさえます。粉は取り足さず、朝の状態のままのパフを使うことで、厚ぼったく見えるのを防止して。
パウダリーファンデでふんわりとしたセミマット美肌に♡
下地にファンデ、コンシーラー、「ちゃんと塗っているのにヨレるし、テカる」というあるあるお悩み。プロが当たり前のようにやっているベースメイクの基本メソッドをきちんとやれば、意外と簡単に解決できちゃうかも!パウダリーファンデを使ってセミマット肌を作るときは、下地で密着度を高めてから、薄く均一に丁寧に塗ることを心がけて。
andGIRL2020年5月号より 撮影/岩谷優一(vale.)[人物]、上田祐輝[静物] ヘアメイク/室橋佑紀(ROI) スタイリング/門馬ちひろ モデル/加治ひとみ 構成・一部文/西村美名子