Beauty
大人女子にピッタリの「オレンジメイク」とは?カラーメイクのやり方とおすすめコスメを紹介♡
教えてくれたのは・・・室橋佑紀さん
数々の雑誌やWEBにひっぱりだこの、人気ヘア&メイクアップアーティスト。その人の魅力を引き出しつつ、今っぽく落とし込むメイクに定評があり、韓国コスメ&メイクの第一人者としてもおなじみ。理論派な一面もあり、アンドガールWEBのメイクレッスン記事でも大活躍! ROI所属。
オレンジメイクとは?
オレンジをメインカラーに使ったヘルシーな印象のメイク!
「オレンジメイクとは一言でいえば、オレンジを使ったメイクのこと。オレンジ=カラーメイクととらえると、ハードルが高く感じる人も。でも、オレンジ自体は肌に近い色なので、いつものブラウンメイクの延長で取り入れられるから、カラーメイク初心者の方にもおすすめです!」(室橋さん)
オレンジメイクはどんな人に似合う?
イエベもブルべもOK!万人に似合います!
「もともと肌に近い色だから、どんな肌色ともすんなりなじみ、黄みの強いイエベさんはもちろん、ブルべさんにも問題なく似合います。さらに、ブラウンやベージュといった定番色よりも、パッとおしゃれに見えるところも優秀!ただし、アラサーが取り入れる場合はいくつか注意点が。アラサーになるとどうしても肌がくすんでくるけれど、そこにくすみと真逆の白っぽいオレンジをのせると白く浮いてしまうため、ちょっとくすんだオレンジを使うのがポイントです。また、入れる範囲も広すぎるとコンサバに傾いたり、顔が膨張して見えたり。やや狭く使うのもオレンジを可愛く、今どきにこなすコツです」(室橋さん)
Check!大人女子にぴったりのオレンジメイクのやり方をご紹介!
誰にでも似合ううえ、シャレ感も出せるオレンジメイク。とはいえ、一歩間違えるとコンサバに見えたり、肌から浮いて見える心配も。色選びや塗る範囲も、可愛くこなす要!そこで、アラサー流のオレンジメイクのこなし方を手取り足取りレッスン!しっかりポイントを抑えて大人可愛いオレンジメイクを手に入れて!
01アイシャドウの塗り方とおすすめコスメ
パール感のある2色のオレンジを重ねて、上品かつ華やかに立体感を強化
ルナソルの右上のオレンジを指でアイホールにのせたら、黒目中央のみスックの柿色を縦長にオン。下まぶたにはチップで細く、ルナソルの右上を入れて。
ダークブラウンのペンシルアイライナーでインラインを埋めたら、黒目の外側から目尻にかけてキワにも細くオン。目尻は3㎜ほど延長して、ナチュラルに目幅を拡大します。さらに、アイラインの上から、ルナソルのパレット右下のカーキを重ね塗り。付属の細いチップに色を取ったら、目頭から目尻にかけてチップ幅でオン。目尻はアイラインと同じ長さまで引いて。こうすることでアイラインが自然とぼけて、ナチュラルな奥行きが誕生します。
Point!仕上がりはこんな感じ!
「上まぶたに使った2色のオレンジはあえてなじませないのがポイント。これで目元がグッと立体的に。下まぶたにもオレンジをのせることで、頬とのつながりが生まれて、ポッとほてったような顔になり、より一層可愛いく仕上がります。マスカラはボリュームタイプをセレクト。アイシャドウが肌になじむぶん、まつ毛にはしっかりボリュームを出すことで、目元が引き締まり、腫れぼったく見える心配も回避できます。ただし、下まつ毛までがっつり塗るとやりすぎに。こちらはさらりと仕上げて引き算するのが大人のバランス」(室橋さん)
使ったのはコチラ!
A:まぶたのカーブにフィットするブラシがまつ毛を根元からキャッチ。ひと塗りでボリュームと長さがアップ。
B:あとからビューラーしてもにじまないほど、ピタッと密着して、長時間くっきりとしたラインをキープ。
C:肌なじみのいいオレンジと締め色のカーキブラウン入りで、簡単にシャレた目元が完成。
D:シルクのようななめらかな輝きを放つ柿色オレンジ。肌にピタッと密着して、ムラやヨレの心配もナシ。
アイシャドウ選びのポイント
- マットすぎずラメすぎず、上品なほんのりパール入りオレンジで大人っぽく
- 白っぽくならず、深めい発色するタイプが◎
- パレットなら締め色が入ったものを選んで
他にもおすすめなアイシャドウはコチラ!
A:ゴールドとテラコッタオレンジのコンビ。指で重ねるだけで美しいグラデが簡単に作れます。
B:粒子の細かいパールやラメを採用。しっとりまぶたに密着して、旬な目元に。
C:体温を感じるコーラルオレンジが、大人の目元を上品かつヘルシーに彩る!
02チークの塗り方とおすすめコスメ
頬の内側に小さくおにぎり形に入れて、愛らしさと小顔を両立!
ラメ以外の4色をブラシにたっぷり取ったら、1度ティッシュオフして余分な粉を払ってから、頬にオン。入れる範囲は、目頭を頂点に、頬骨までと、小さめのおにぎり型に。色が中心にキュッと集まっている感じに仕上げるのが、オレンジメイクを可愛くこなすコツだから、チークも、内側だけに入れて。逆に外側までのばすとお仕事っぽい雰囲気に。顔も若干膨張して見えるので、小顔に見せるうえでも〝内側のミニおにぎり入れ〟がベスト!
使ったのはコチラ!
発色カラー、なじませカラー、ハイライトの5色をひとつにセットイン。ひと塗りで、肌の奥から湧き上がるような血色とツヤ、立体感がチャージできます。
チーク選びのポイント
- パキッとカラーや白み系だと子どもっぽい印象。ベージュ寄りを選んで大人っぽく
- パールの強すぎるものはコンサバに転ぶため避けて
他にもおすすめなチークはコチラ!
A:チーク、ハイライト、シェーディングの3役を担い、これひとつでメリハリの効いた小顔に。
B:しっとり肌に溶け込んで自然な立体感と血色をオン。凹凸や毛穴をぼかして、肌そのものもまで美しく。
C:ボタニカルオイル配合の軽やかなつけ心地で、内側からにじむような血色とツヤが誕生。
03リップの塗り方とおすすめコスメ
浮いて見えやすいリップは、くすみ系&やさしい発色を意識して
オレンジメイクでいちばん注意すべきはリップ。ここがもっとも浮きやすいので、白っぽい色や鮮やかすぎるものは避けること。くすみが入ったオレンジを選べば大丈夫です。発色も目元やチークより強くなりすぎないように注意。
まず、リップ付属のチップで直塗り後、全体のバランスを見て、発色が濃すぎる場合は、軽くティッシュオフを。その後、中央のみ指にリップを取ってトントンづけして、ティッシュオフで失われたツヤを足してフレッシュに仕上げましょう。
使ったのはコチラ!
血色や粘膜の色を表現したヌードカラーだから、しっかり発色しつつもナチュラルな仕上がり。さりげないツヤも上品。
リップの選び方のポイント
- くすみの入ったブラウン寄りのオレンジが使い勝手◎
- 質感はツヤでもマットでもOK
- クリアなグロスタイプは古く見えるので避けて
他にもおすすめなリップはコチラ!
A:ノーブルシックな深みのあるオレンジが、顔をパッと華やかに見せてくれる。
B:バタークリームのようなこっくりした質感で、ふっくら柔らかな唇をメイク。
C:暖かみと透け感のある健康的なオレンジが肌なじみ抜群。さらっとなじませるだけで、ヘルシームードが加速。
大人可愛いオレンジ使いでメイクをもっと楽しんで♡
定番だけど、若作りに見えそう、肌のくすみが助長されそう・・・などなど、意外と苦手意識を持つアラサーも多いオレンジメイク。でも、くすみ系のオレンジを使う、色は顔の中央に集める、リップの濃度は他のパーツと揃える、といった点を意識すれば、さりげないのにおしゃれ感満点なオレンジメイクが完成。ほめられること間違いナシだから、早速取り入れて!
撮影/蓮見徹[人物]、石澤義人[静物] ヘアメイク/室橋佑紀(ROI) モデル/垰智子(andGIRLスーパーメイツ) 取材・文/北爪佳奈