Beauty
大人可愛いナチュラルメイクの方法とは?アラサー女子必見のナチュラルでも可愛いメイク術まとめ♡
教えてくれたのは・・・室橋佑紀さん
数々の雑誌やWEBでひっぱりだこの、人気ヘア&メイクアップアーティスト。その人の魅力を引き出しつつ、今っぽく落とし込むメイクに定評があり、韓国コスメ&メイクの第一人者としてもおなじみ。理論派な一面もあり、アンドガールWEBのメイクレッスン記事でも大活躍! ROI所属。
ナチュラルメイクとは?
すっぴん風だけどトラブルレスの誰からも愛されるメイク!
「ナチュラルメイクとは、肌なじみのいい色だけで仕上げた作り込み感のないメイクのこと。とはいえ薄すぎてはダメで、肌トラブルなどはしっかりカバーしてあることが大切だし、血色感も必須。一見自然だけど、実はしっかり手がかけられた、もともと美人に見えるメイクこそが、ナチュラルメイクです」(室橋さん)
Check!アラサー女子にぴったりのナチュラルメイクのステップをご紹介!
ナチュラルメイク=手抜きメイクと思ったら大間違い。強い色を使わずに肌の美しさや血色感、陰影を引き出すには、ひとつひとつのパーツを丁寧に作っていく必要があるんです。ここではそれぞれのステップを順を追ってご紹介。まんまマネすればOKだから、ぜひ実践してみて!
01ベースメイクの塗り方とおすすめのコスメ
まずはピンク下地で血色感と透明感を一気に高めて
Aの下地をいったん手にのばしてから、おでこ、まぶた、頬、鼻先、あご先に点置き。その後、指のハラかスポンジで、内側から外側へ素早くのばして。側面はくすんでいた方がシェーディング効果で小顔に見えるため、のばさなくてOK。目元はファンデは塗らずに、この下地のみでトーンアップするため、まぶたも忘れずに塗って。
おすすめの下地はコチラ!
A:肌にすっとなじんで瞬時に密着。密着後は肌がさらさらに。
B:透明感がありながらも、高いカバー力で毛穴も色ムラも一掃!
C:くすみ、色ムラのない自然なツヤ肌に。低刺激で、敏感肌も安心。
D:毛穴の凹凸を光で飛ばし、つるんと整った肌に。
Point!下地選びのポイント!
- どんな肌色でも浮かず、血色と透明感を高めてくれるピンク下地が◎
- ほんのりツヤの出るタイプで、肌のイキイキ感を底上げ
ファンデーションはいろんな方向からたたき込んで毛穴をカバー
Aのクッションファンデを1プッシュパフに取ったら、頬の広い面から素早く塗り広げていきます。すべらせるように塗ると肌に負担がかかるので、優しくたたき込んで。下から、横からといろんな方向からたたき込むようにするとファンデが毛穴に入り込み、毛穴をしっかり隠してくれます。
鼻周りなどの細かい箇所は、スポンジを折って使うと◎。使うファンデは全顔で1プッシュ程度。薄く丁寧にのばすのがポイントです。目元はこのあとコンシーラーを塗るので、重く見えるのを防ぐためファンデは抜いて。
オススメのファンデーションはコチラ!
A:何ものせていないような軽い仕上がりで、まるで素肌そのものが美しくなったよう!
B:薄づきながら、くすみや色ムラのないキレイなツヤ肌に仕立ててくれる。
C:圧倒的な保湿力で、乾きがちな大人の肌もうるおいで満たし、自然なツヤ肌に。
D:抜群のフィット力とほど良いカバー力で、肌のノイズをサラリと隠し、美肌に。
Point!ファンデーションの選び方のポイント!
- 薄づきかつ、ほど良くカバー力のあるものがベスト
- 肌そのものがうるおって見える、ナチュラルなツヤの出るものを
肌のアラはコンシーラーできっちり隠して、トラブルレスな美肌を装って
目頭のクマ部分と目尻、小鼻脇、口角にコンシーラーをオン。必要な部分のみ、ピンポイントで必要最小限の量をのせるのがポイントです。色もトラブルに合わせてチョイス。目の下のクマはA中央のオレンジ、目尻と口角は明るく見せたいから左の明るいベージュ、小鼻の赤みはしっかり隠したいから、右の濃いベージュをそれぞれのせて。ニキビ跡やシミを隠す場合も、この濃いベージュで。
また、周囲にのばすと色が薄れて効果がなくなってしまうから、置いた場所でとんとんとなじませるのもコツ。指を使うと体温でフィット感が高まります。
おすすめのコンシーラーはコチラ!
A:単色はもちろん、混ぜて自分の肌にぴったりの色を作ることも。
B:ライト、ナチュラル、ダークの3色入りでどんな肌悩みもマルチにカバー。
C:肌を潤しながら美白もできる、機能派の薬用コンシーラー。
Point!コンシーラー選びのポイント!
- どんなトラブル・肌色にも対応可能な、多色入りのパレットが◎
- 肌なじみが良く、自然に仕上がる練りタイプがベター
コンシーラーをのせたところのみ、フェイスパウダーを重ねてヨレをブロック!
細めのブラシにAのフェイスパウダーを取り、コンシーラーをのせたところに重ねていきます。ヨレ防止に加え、のせたところが少しマットになるため、肌にメリハリが出て、素肌がキレイな人っぽい印象に。これがないとツヤツヤしすぎて本気のすっぴん風に見えてしまうので注意!
おすすめのフェイスパウダーはコチラ!
A:ほんのりラメ入りでマットになりすぎないから、ナチュラルメイクに最適。
B:毛穴ぼかしパウダーが毛穴や凹凸をカバー。なめらかな肌に整えてくれる。
C:保湿成分配合のパウダーが肌にスッと溶け込んで、内側からしっとり輝く肌に。
D:シルク100%。乳液やメイク下地にもなるほどの高い保湿効果で、キメの整った上質な肌に。
Point!フェイスパウダー選びのポイント!
- トーンアップした肌色を邪魔しないルーセントタイプをチョイス
- 厚塗り感が出ない、微粒子&高保湿タイプを
ハイライトを目尻下と鼻筋、唇の上、あご先に入れてメリハリを強化
目尻下のハイライトはあまり外側までのばさないのがコツ。外側まで入れると骨格が際立ちすぎてエレガントに。ナチュラルメイクの場合はくすみを軽く飛ばす程度で十分です。鼻筋にも細く入れてスッと通った鼻筋に仕上げて。上唇の山の上にも少量のせると唇のボリュームが際立ち、可愛く。あご先は入れる位置が下過ぎるとあごが長く見えてしまうので、へこんでいるところの下あたりがベストポジション!
おすすめのハイライトはコチラ!
A:肌なじみ満点のシャンパンゴールド。白浮きせず、しっとり濡れたようなツヤをオン。ベタつかないサラッとした仕上がりも◎。
B:ほんのり血色感を演出する、愛らしいピュアピンク。
C:ピンクベージュに3種のパールをブレンド。アラを光で飛ばし、小ジワも瞬時に目立たなく。
Point!ハイライト選びのポイント!
- 白浮きしないシャンパンゴールドやベージュカラーをチョイス
- テクスチャーは肌にスッと溶け込む、練りタイプがベター
02アイメイクの塗り方とおすすめのコスメ
ツヤのあるベージュとブラウンでさりげない立体感と奥行きを仕込む
A右上のベージュをチップに取り、アイホール全体にのばします。下まぶたにも同じ色をのせて、涙袋をふっくら見せて。さらに、細いチップに右下のブラウンを取り、上まぶたの黒目からキワにライン状にオン。目尻は5㎜ほどはみ出して塗って。下まぶたは下の2色を混ぜて黒目横から目尻にのせて引き締めます。これで目元の立体感がグッとアップ。
おすすめのアイシャドウはコチラ!
A:透明感のある発色に加え、繊細パール入りで上品な目元に。
B:肌なじみのいい4色に、ふっくらとした涙袋を演出するラメ入りと万能。
C:誰にでも似合って、即美人度を高めてくれる人気NO.1のベージュブラウン。
Point!アイシャドウ選びのポイント!
- もっともナチュラルに仕上がる、王道のベージュ&ブラウンが◎
- 締め色は必須だから、締め色の入ったパレットを選んで
アイライナーでインサイドを埋めたら、目尻はまつ毛1本ぶんほど延長してナチュラルに目力をアップ!
ナチュラルメイクは強い色でポイントを作らないぶん、細部の処理が重要。中でも粘膜に引くインサイドラインは必須です。これがないと目元がぼやけて締まりがなくなってしまうから、必ず引いて。目頭まで引くと抜け感がなくなるから・・・と、手前でやめる人もいるけれど、ナチュラルメイクの場合は目頭から目尻までしっかり引くのがコツ。キワは目尻のみでOK。
アイシャドウの締め色で引いたラインの上に、まつ毛1本分、約5㎜くらいを目安にオン。上げたり下げたりせず、スッと真横に自然にのばして。先にアイシャドウでガイドラインを作り、そこに重ねることで勝手にラインがぼやけて自然な印象に。逆に、アイラインを入れてからシャドウでぼかすと、ラインが消えたり、ぼけすぎたりと失敗の原因に。シャドウを先に入れておくのもナチュラルメイクを上手にこなす秘訣です。
おすすめのアイライナーはコチラ!
A:特殊なポリマー配合で、こすれに強く、1日中にじまない。
B:とろけるような描き心地と濃密発色で目元がくっきり。
C:ラインをぼかせるチップつきで、アイシャドウにも!
D:1.5㎜の超極細芯&柔らかな肌あたりで、まつ毛の隙間埋めも楽々。
Point!アイライナー選びのポイント!
- 黒だと強すぎて、明るい茶だと浮くから、目元を締めつつ自然にキマるダークブラウンがベスト
- 粘膜にもしっかり引けるペンシルタイプを
ビューラー→下地→ホットビューラー→マスカラの順序で美しいセパレートまつ毛をキープ
ビューラーでまつ毛を上げてマスカラ下地を塗ったら、ホットビューラーで、カール感やセパレート具合を調整。ここでまつ毛をしっかりカールアップさせておけば、マスカラは根元から先端へ、さっとなでるように塗るだけでOK。ジグザグさせてボリュームを出す必要はありません。液自体も少量しかのせないから、重みで落ちてくる心配もなく、ナチュラルだけど美しい上向きまつ毛が1日キープできます。マスカラは必ず、余分な液をティッシュオフしてからのせて。
おすすめのマスカラ下地&マスカラはコチラ!
A:自まつ毛が濃く、長くなったように見える、ブラック繊維配合の黒いマスカラ下地。
B:圧巻のカール&キープ力で、しっかりカールが1日持続。
C:短い毛までしっかりとらえるから、まるでまつ毛が増えたような印象に!
D:10種もの美容液成分配合で、メイクと同時にまつ毛ケアもOK。
E:超軽量だからどんなに重ね塗りしても軽いまま。ダマにもならない!
おすすめのビューラー&コームはこちら!
A:最適温度をキープする仕様で、素早くまつ毛をカールアップ。
B:ダマのない繊細まつ毛を作る最終兵器。折りたためるから持ち運びにも。
Point!マスカラ下地&マスカラ選びのポイント!
- まつ毛が重いとナチュラル感が失われるから、ボリューム系はNG。自然に見えるカール&ロングタイプを
- 下地は勝手にセパレートしてくれるコームタイプが◎
03チークの塗り方とおすすめコスメ
ポッと色づく逆おにぎり形チークで、常に笑っているようなハッピーフェイスに!
Aのチークを指に取り、頬の中心から外側に、逆おにぎり形にのばしていきます。ほんのり血色感が上がったくらいの仕上がりがベストだから、ごく少量からはじめて、足りなかったらつけ足していくイメージで。形も出しすぎると「ココに入れてます」感が出てしまうから、逆三角を意識しつつも、ふんわりと。ただし、丸く入れると子どもっぽくなるので、形は三角を死守して。
おすすめのチークはコチラ!
A:高揚感あるコーラルカラーと美しいツヤで、表情までイキイキ!
B:にじみ出るような血色と立体感を演出。リップとしても使えます。
C:本物の血色のようなナチュラルな発色の赤みオレンジ。
Point!チーク選びのポイント!
- 肌なじみがよく、ツヤっぽく仕上がる練りタイプが◎
- 本物の血色に擬態できるような、薄づき&透ける発色のものを
04リップの塗り方とおすすめコスメ
輪郭をあいまいに仕上げて、作り込み感のないナチュラルな印象に
Aのリップを指にとって体温で少しとかしてから、内側から外に向けて、指でトントンとのばしていって。直塗り後、んぱっでのばしたり、指でのばしてもOK。大事なのは輪郭。ここをしっかり取るとメイク感が強くなってしまうので、輪郭はぼんやりさせておくこと。これさえ守れば、色自体はしっかり出してもナチュラル感は損なわれません。
おすすめのリップはコチラ!
A:リップクリームのような保湿感で唇ケアも万全。
B:シーンを選ばず使えるピンクベージュ。落ちにくさも優秀。
C:唇に触れた瞬間、とろけてフィット。みずみずしいツヤで品のいい唇に。
Point!リップの選び方のポイント!
- 好感度の高いコーラル系やピンク系が間違いナシ!
- ナチュラルに仕上がる、ほんのりツヤめくタイプを選んで
真のナチュラルメイクは、細部まで丁寧に作ってこそ実現するもの! 丁寧に作られた肌や目元には、大人らしい品も宿ります。また、このメイクはすべてのメイクの基本! 色を変えればピンクメイクやオレンジメイクにもスイッチ可能だから、覚えておいて損ナシ。この機会にもう一度、細部まで見直して、美人度がアップする正しいナチュラルメイクをぜひマスターして!
撮影/蓮見徹 [人物]、石澤義人[静物] ヘアメイク/室橋佑紀(ROI) モデル/奧山貴子(andGIRLスーパーメイツ) 文/北爪佳奈