Beauty
自分に似合うピンクを知ろう!大人可愛いピンクメイクの作り方最新版
教えてくれたのは・・・室橋佑紀さん
数々の雑誌やWEBにひっぱりだこの、人気ヘア&メイクアップアーティスト。その人の魅力を引き出しつつ、今っぽく落とし込むメイクに定評があり、韓国コスメ&メイクの第一人者としてもおなじみ。理論派な一面もあり、アンドガールWEBのメイクレッスン記事でも大活躍! ROI所属。
ピンクメイクとは?
パッと見てピンクが主役の、女子ウケ◎なメイク
「ピンクメイクとは、全体をピンクでまとめたり、パッと見、ピンクが主役のメイクのこと。どちらかというと、メンズウケよりも女のコが好きな印象なので、デートよりも女子会におすすめ。また、華やかさが出るので、パーティの二次会など、オケージョン的なシーンにも最適です。キャッチーな色なので、使う濃度には注意を。目元も口元もと欲張るとハデに見えやすいので、目元、チーク、リップで10になるように濃度を調整するとやりすぎ感が出ず、おしゃれに仕上がります」(室橋さん)
01イエベ・ブルべの肌色別でピンクを使い分け!
イエベに似合うピンクは?
黄みやオレンジみのあるコーラルやサーモンピンクがベスト
もともとの肌色に近い、黄みやオレンジみのあるピンクがおすすめ。具体的には、コーラルピンクやサーモンピンク、ピンクベージュといったカラーが◎。鮮やかな色よりも少しくすんだ色を選ぶのもポイントです。逆に、青みの強いピンクは浮きやすいので注意。ただし、絶対ダメなわけではありません。使う場合は1か所にとどめ、他のパーツに黄みの強い色を使ってなじませるようにすればOKです。
Check!イエベに似合うピンクを使ったメイクのやり方
肌なじみのいいコーラルピンクで華やかフェイスに!
Bを指でアイホールにのばしたら、Aを細いブラシに取り、下まぶたの目頭~黒目と、上まぶたの黒目~目尻にそれぞれライン状にオン。Eのブラウンで、インサイドとキワにアイラインを引く。目尻は3㎜ほど延長して、柔らかく目力を強化。ピンクに濃い色を合わせるとケンカしてしまうため、黄み寄りの優しいブラウンを使うのもコツ。
チークは下側の2色を混ぜてブラシに取り、頬のやや外側に逆三角を描くようにのせて大人っぽく。
リップは中央のみ直塗り後、指かブラシで輪郭までのばして。目元でピンクを控えているぶん、唇まで薄いと重心がなく、ぼやけた印象に。そのためリップは濃い色を選んで引き締めるのがコツ。ただし、濃い色を使うぶん、キレイに縁取って塗ると今度は重くなりすぎるため、塗り方で調整。目元2.5、チーク2.5、口元5のバランスを意識してピンクをのせると、今っぽフェイスに。
イエベさんに似合う黄み系のくすんだピンクは、淡い色を広くのせると肌と同化しすぎてピンクみが薄れ、印象もぼやけがち。とはいえ、濃い色を広く入れるもの難しい。そこでおすすめなのが、濃い色をライン的に入れる方法。これならピンクを目立たせつつ、ピンク初心者にもグッとこなしやすくなります。
ライン状に使う場合は目尻だけに使いがちだけど、実はこれだと、色によってはキツく見える危険も。下まぶたの目頭にものせることでピンクを強調しつつも可愛げが生まれます。新鮮さも出るし、目幅も広く見えていろいろお得!また、ピンクメイクが苦手な人が口をそろえて言う、「目元にピンクを使うと腫れぼったく見えそう」も、この入れ方なら心配ご無用です。
使ったのはコレ!
A:肌から浮かない絶妙な透け感で、洗練されたピンクメイクが叶います。
B:上品にツヤめくブロンズゴールド。アイホールに忍ばせてくすみをパッと晴らして。
C:濃淡2色の血色カラーにハイライトをセット。単色でも混ぜても使えてコスパ満点。
D:美発色&サテンのようななめらかなツヤで、上品な唇に仕立ててくれる。
E:目元を甘く引き締める、パールの輝きを潜ませたブラウン。
ブルべに似合うピンクは?
ローズピンクなどの青み系ピンクor白を混ぜ込んだパステルピンクが◎
肌が青みを帯びているブルべさんは、ローズピンクやラベンダーピンクのような、青み系のピンクがおすすめ。また、白を混ぜたようなパステル系のピンクも似合います。メイクで取り入れる場合は、この2色をMIXして使うのがおすすめ。青み系だけでまとめるとミーハー感が強すぎて若干怖い印象に。逆にパステルピンクだけだと、顔がぼやけるし、ロマンティックすぎてデイリーには使いずらいけれど、この2色を混ぜると華やかさと柔らかさを併せ持った、女のコらしく、好感度の高い顔に仕上がります。
Check!ブルべに似合うピンクを使ったメイクのやり方
青みピンクとパステルピンクのMIX使いで可愛げと洗練をチャージ
Bのアイシャドウを混ぜて指に取り、上まぶたのアイホールより気持ち狭めにオン。さらに、Bのピンクだけを細い筆に取り、下まぶたのキワに入れる。アイラインを引くと、たとえブラウンを使ったとしても、とたんにメイク感が出て強く見えてしまうので、このメイクには引かないほうが可愛い。ただし、インサイドがないと目元がぼやけるので、インサイドだけは手持ちのブラウンのアイライナーを入れておいて。
チークは黒目の下から耳に向けて横長のだ円形にオン。色が可愛いぶん、入れ方で少しシャープさを足すのがポイントです。また、肌がマットだと古臭く見えやすいので、ファンデはツヤ系を選んで。ピンクやブルー系の下地で透明感を引き出しておくのも、可愛くキメる秘訣です。
リップはさらりと直塗りすればOK。今回は、目元はパステルピンク、チークとリップは青みピンクにしてバランスを取りました。色の濃度は、目元が5、チークが2、口元が3くらいのバランスで仕上げると素敵です。
ポイントはシャドウを入れる範囲。目を開けたときにまつ毛の長さよりもピンクがはみ出すと、たちまちメイク感が強くなってザ・ピンクな印象になってしまうので、まつ毛を超えないように仕上げるのが最大のポイント。下まぶたも、まつ毛の根元の影になる部分のみに、ごく細くピンクを効かせて。
使ったのはコレ!
A:高いトリートメント効果で、内側からふっくらとしたハリ感をオン。ちょっぴり色っぽなビビッドピンクカラー。
B: パーリーなシャンパンカラーと大人っぽいピンクのコンビは、ミニマルながら使い勝手抜群。
C:チークのほか、口紅やアイブローにもOK。簡単に血色メイクが楽しめます。
02目のタイプ別!二重さんに似合うピンクアイメイクとは?
優しげだけど目力もばっちりな、愛らしいピンクEYEに♡
涙袋は左上と右上を少量混ぜて取り、涙袋にON。優しく往復させて均一にのせたら目尻側にスッと抜く。これで目尻のくすみが消滅!上まぶたは中間に左下を取り、キワから眼球のくぼみを超えるくらいまでさすり塗りして目元にホリを作ったら、付属の大チップに右下を取る。このとき、チップ全体に広く取るのがポイント!手の甲で色をなじませたら、チップでまぶたをペチペチと押す。こするのではなく、色を〝置く〟のがコツ。範囲は土台のブラウンより、気持ち広めを意識して。細チップにも右下を取り、涙袋の黒目から目尻にかけてペチペチしながら色をのせる。目頭は塗らずに土台の白を生かすと透け感が出て瞳も美しく見えます。
色が薄すぎると、二重の目力に負けてぼんやりしちゃうので、しっかり色がのるチップを使い、圧をかけて色をまぶたに密着させることが重要!上まぶたは太いチップで、下まぶたは細いチップですべらせず押し込むように色つけをすると◎。
使ったのはコレ!
03目のタイプ別!奥二重さんに似合うピンクアイメイクとは?
目頭抜きのピンク盛りで、しっかりバッチリ&女っぽ顔に!
左上の色を指に取り、アイホール全体に塗ります。次に左下を指に取ったら、目尻から目頭に向けてON。目尻側は目幅より少し長めに入れて。涙袋には、左上を、下目尻に左下を塗れば完成。「ピンクシャドウはハレぼったく見える・・・」その原因は、目頭に色を盛りすぎているから。奥二重さんの場合は、魅せ場である二重部分にしっかり色がのればOK。目頭側はサッとなでるくらいにとどめて。
濃い色で塗りつぶすと、強さは出せるけれど抜け感がなくなって、重たい印象になってしまうので、マットすぎずツヤのあるタイプのアイシャドウを選んで!明るさ・華やかさ・抜け感を一気にGETできます。
使ったのはコレ!
似合うピンクを使いこなして、華やかフェイスをゲットしましょ!
自分の肌色にマッチしたピンクメイクと、目のタイプ別のアイメイクの方法をマスターしたら、似合わせメイクは完璧! 今年はクリスマスや忘年会もオンラインが増えそうだけど、ピンクメイクはオンライン映えもばっちりだから、ぜひ取り入れて、イベント気分を盛り上げてみては♡
撮影/蓮見徹[人物]、石澤義人[静物] ヘアメイク/室橋佑紀(ROI) モデル/千葉由佳(andGIRLスーパーメイツ)、奧山貴子(andGIRLスーパーメイツ) 取材・文/北爪佳奈