今話題のグルテンフリーとは？プロ直伝、ダイエットや美肌に効くテクニック＆効果

巷で話題の〝グルテンフリー〟。なんかよさそう！とは思うけれど、何をすればいいのか、どういいのかがよくわからないという人も多いはず。そこで、専門家や経験者にリサーチしてわかったノウハウや効果について解説します！

グルテンフリーって？どうやればいいの？基本的なことを改めてレクチャー！

そもそもグルテンフリーとは何か、具体的な方法や期待できる効果の他、初心者でもラクにゆるっと始められるコツを教えてもらいました！

教えてくださったのは・・・関由佳先生

小西統合医療内科栄養外来担当。内科医、味噌ソムリエ、野菜ソムリエなど、食と健康に関するさまざまな資格を持つ。メディカルフード研究家としても活躍の場を広げている。

グルテンフリーって？

腸の炎症の原因となる、小麦製品に含まれるグルテンを避ける食事スタイル！

小麦・大麦など麦類に含まれるタンパク質の一種〝グルテン〟は、アレルギーを起こす原因になったり、人によっては小腸に炎症を起こすことも。それらを改善する食事療法として欧米で広まったのがグルテンフリーです。米食が中心の日本でも、今や小麦製品はとても身近な存在。腸内環境への関心の高まりとともに注目されています。

Check!下記の症状が当てはまるならグルテンフリーをやってみるといいかも！

・なんとなく下痢や便秘、おなかのハリなど腸の不快感が続く
・肌荒れが回復しにくい
・食後は頭がぼーっとすることがある
・PMSが辛い
・気分が落ち込むことがある
・偏頭痛持ちである

ちょっとした不調が、グルテンが原因である可能性も。それを見極めるために、腸の環境が完全に入れ替わる〝約2週間〟を目安にグルテンフリーを始めてみて。2週間後、気になる項目が改善していたら、グルテンが体に合っていない証拠かも。

ここに注意！

おにぎりだけのランチは太りやすい

お米がOKだからって、それだけ食べるのは禁物！
グルテンフリーだからと、おにぎりだけでランチを済ませたりすると血糖値が急激に上がり太る原因に。野菜や肉などのタンパク質と一緒にとり、血糖値の上昇をゆるやかにすることを心がけて！

グルテンフリーを長く続けるにはムリしすぎないことが大事！

調味料くらいはOKにしておこう

厳格にやろうとするとかなり大変。たとえば、しょう油やみりん、醸造酒などにも微量のグルテンが含まれているといわれていますが、アレルギーでない人なら調味料はセーフとした方がラク。そして、たまには食べてOKな日も設けて、ストレスを溜めない工夫を。

とりあえずゆる〜くグルテンフリーを始めたいんですけど・・・

まずは主食から小麦粉を抜いてみて！

主食をご飯や、米粉を使ったメニューにチェンジ！
「外食ならパンをご飯に、パスタをリゾットにという具合に、主食から小麦を抜くのがもっとも手っ取り早い方法。自宅で作る場合なら、揚げ物の衣やとろみづけなど、ほとんどの料理で、米を粉にした米粉で小麦粉の代用が可能です。また、グルテンを含まないうえ糖質もオフできるのが、大豆を粉にした大豆粉。から揚げや焼き菓子に重宝」