Beauty
マスクだしこれでよくない?プロが教える〝手抜きでもキレイが叶う〟ベースメイク術
教えていただいたのは・・・ヘアメイクアップアーティスト 相場清志さん
数多くの雑誌や広告などで、大人可愛いメイクを提案。好感度の高いムードを生み出し、モデルや女優からもラブコール殺到。
Point!手抜きでもキレイを叶えるポイントは〝ツヤ〟と〝透明感〟
ツヤ肌に整える潤いコスメと、透明感を引き出す下地があれば、ファンデーションを塗らなくても美肌を演出可能。隠す役割はコンシーラーのみで厚塗りにならないから、マスクをつけてもくずれにくく、軽くて心地いい肌感に仕上がります。
01たった2ステップのスキンケアでツヤ肌の土台が完成!
肌の奥から潤いで満たす炭酸コスメで毛穴の目立たないもっちり肌に
メイク前のファーストケアで使うのは、血行促進や肌のコンディションを整える効果のある炭酸美容液。
500円玉サイズをとり、顔全体に伸ばしたらハンドプレスして肌にしっかり浸透させる。
軽いテクスチャーの保湿クリームをうすーく伸ばして潤いを密閉!
クリームをおでこと頬、あごにチョンと4点置き。顔全体に薄い膜をつくるイメージで塗り広げながらなじませると、嫌なベタつきなく日中も潤いをキープできる。
Check!使ったのはコレ!
左・モコモコの炭酸の泡が角層最深部まで浸透して血流促進。肌表面がなめらかに整いうるツル肌に。
右・リッチな潤い力なのにベタつきレスな使用感。植物の力でくすみや毛穴、小じわなどもケア。
02透明感を引き出す下地と、立体感を与えるコンシーラーで肌を映えさせて
ファンデーションを塗らなくても、発光下地でくすみを払拭!
Aの下地を1プッシュとり、顔全体に均一になじませる。
Point!肌の透明感を底上げするラベンダーカラーをチョイスすると◎
「くすみを飛ばしてくれるラベンダーカラーは、透明感を高めて肌をキレイに見せてくれます。画面越しで暗い顔に見えがちなオンライン会議でも、下地でワントーンアップさせておけば明るい印象になりますよ」(相場さん)
4色パレットのコンシーラーを工夫して美人な目元に!
Bの右上のオレンジベージュを平筆にとり、下まぶたのクマ部分に3か所ほどチョンチョンとのせる。目尻は左下のライトベージュを筆ひと塗り分のせる。
上まぶたに左下のライトベージュと左上のハイライトをブレンドしてのせて、指でトントンとなじませる。クマや目元のくすみをカバーしてパッと明るい表情に。
マスク中も立体フェイスをアピールするために、目まわりにはコントゥアリングテクを仕込んで!
Bの左上のハイライトを、眉間の上(両方の眉頭を少し超える位置まで)と鼻筋、あご先にのせて指でなじませる。
右下のベージュを目頭側のくぼみにのせて指でなじませるとノーズシャドウに。これでマスクの着脱時どちらでも自然な立体感を演出できます!
ニキビなどをアラ隠しには、ブラシを!格段に仕上がりが美しく♡
肌悩みが気になる部分にコンシーラーをのせたら、ファンデーションブラシのフラットな面をあててポンポンとスタンプするようになじませる。
Point!コンシーラーが浮いてしまう部分はファンデーションブラシが便利です!
「ニキビの上に指でなじませると、コンシーラーが浮いてしまうことが多々あります。ファンデーションブラシを使えば密着度がアップしてきちんとカバーできます」(相場さん)
テクニックなしでベースメイクの完成度を高める。ファンデーションはリキッドやパウダリー、クリームもムラなく均一に塗れる。
コンシーラーに付属されたスポンジでポンポンしてもOK!
クリアなフェイスパウダーをふわっとのせてツヤ感を調整
Cのプレストパウダーを大きめのブラシにとり、肌を磨くように顔全体にサッサッと動かしてのせる。小鼻のわきや目元もていねいにON。余分なテカリが抑えられて端正なツヤ肌が完成!
Check!使ったのはコレ!
A・ラベンダーパールで毛穴をとばし、ツヤンと澄んだ肌に仕立てる。
B・自分の肌色に合わせてブレンド自在。ぴたっと肌にフィットし、ニキビ跡や赤みなどもナチュラルにカバー。
C・自然やツヤを残し、サラッとしたソフトマットな肌感に。テカリやくずれを防いで美しい仕上がりが長時間続く。
03お直しはミストとクッションファンデで手軽&キレイに!
ジェリーミストで乾燥崩れのお肌に水分チャージ!
エアコンなどにより乾燥した肌は、そのままファンデーションを重ねると余計ボロボロに。まずはメイクの上から保湿できるジェリーミストをシュッとふきかけて潤い補給。
Check!使ったのはコレ!
美容成分をたっぷり配合し、汗や皮脂によるべたつき、毛穴の目立ちにアプローチ。肌を引き締め、みずみずしく整える。
くずれが気になる部分だけクッションファンデをなじませる
メイクしたての肌を手軽に再現できるのが、潤い感とほどよいカバー力のあるクッションファンデ。気になる部分にピンポイントでなじませればOK。
テカリが気になる人は、さらにプレストパウダーを顔全体にふわっとのせれば品のあるツヤが復活します。
Check!使ったのはコレ!
その人に合った肌色に変化し、まるで素肌のような仕上がりに。ヘルシーなツヤやハリ感も演出。
Point!マスクの擦れにも負けない、メイクキープはこのミストが推し!
「このミストをメイクの仕上げに吹きかけるだけでも崩れにくさが全然違う!5プッシュくらいたっぷりするのがおすすめです」(相場さん)
朝のメイクの最後に、斜め上から顔全体に吹きかけるとメイクもちアップ。お直しのときにも◎。マイクロミストがメイクを定着。植物由来の保湿成分を配合して肌の潤いも持続。
マスク時代にぴったりな〝手抜きベースメイク〟でストレスフリーに♪
作り込んだベースメイクが重たく感じたら、簡単につくるツヤ肌にぜひシフトしてみて。ちょっとしたアイテム選びとコツで一気にヌケ感が生まれるし、ファンデーションを塗らないからマスクに色がつきにくく、清潔感が保てるのも今っぽい♡
撮影/平林直己(BIEI) スタイリング/秋永知香 ヘアメイク/相場清志 モデル/野崎萌香 取材・文/飯田帆乃香