Beauty
湿気でキマらないお悩みをプロが解決! マスクありきで考える夏の〝髪型&ヘアケア〟まとめ
教えていただいたのは・・・朝日光輝さん
ヘアサロン「SUNVALLEY」代表。女優やモデルからの信頼も厚く、数々の女性ファッション誌を手がける人気ヘア&メイクアップアーティスト兼スタイリスト。カットもアレンジも、セルフで再現できるスタイルづくりに定評あり。
夏の湿度&マスク、Wの湿気に負けないヘアにするには、どうすればいいですか?
うねりに負けない厚めの前髪にすること&水分をしっかり含んだ髪の毛にするための土台作りが大切!
流行りのシースルーバングはどうしても湿気があるとうねりやすいので、梅雨どき〜夏は少し厚めにすると◎。天気や湿度によって、臨機応変にコントロールできる2WAYバングがおすすめです!あとは、髪が痛んで乾燥していると、湿気を含んでうねったりぺたんとなってしまうので、トリートメントケアで土台からしっかりと水分を含んだ状態にすることも大事なんです。(朝日さん)
いつでもキレイをキープする2WAYバングの作り方を教えてください!
前髪を上下2段に分けて”ちょい厚め・薄め”と簡単に変化がつけられるようにすると◎
「湿気でうねりがちな前髪は、2WAYバングにすると格段に扱いやすくなります。ポイントとしては、まず厚めの前髪をつくり(大きい三角)、内側に薄く短い前髪をつくる(小さい三角)こと。前髪を上下の2層に分け、下の層になる内側は薄く短く、上の層をかぶせることで、“ちょい厚め”の前髪と“薄めシースルー”前髪の2パターンを楽しむことができるんです」
Check!ブローでしっかり乾かした後は、オイルやバームをもみこみコーティング
「湿気で髪質が安定しない梅雨どき〜夏は、スタイリング剤に頼るのが◎。今っぽいのはオイルやバームでつくるウェットな質感。ツヤと潤いがアップして、湿度が高くても崩れにくくなるんです」
01その日の天気に合わせた2WAYバングのセット方法をご紹介!
雨や湿度の高いジメジメした日にぴったりな“ちょい厚め”前髪の作り方
How To①
根元から水で濡らした前髪を中央に集めます。
How To②
アルミインのマジックカーラーでまとめて、ドライヤーでしっかりあたためてブロー。アルミの熱伝導でスピーディ にクセづけできるこのカーラーはおすすめ!バームを手のひらに伸ばし、髪全体になじませたあと、指に残った余りを前髪全体になじませる。
仕上がりはこんな感じ!
“ちょい厚め”の前髪は、その重みで崩れにくい利点が!前髪とマスクの額縁効果で、目力がより強く印象的に。
晴れの日や湿度の低い日にぴったりな“薄めシースルー”前髪の作り方
How To①
透け感を出すために前髪の分量を減らします。支点を奥にして、前髪の上段半分を両サイドにもっていきます。黒目の内側にシースルーの三角形をつくるイメージ。
How To②
ストレートアイロンを使って根元付近をはさみ、孤を描くイメージで毛先に向かってすべらせます。
How To③
髪にアイロンの余熱があるうちにオイルを少量指にとり、つまみながら毛束をつくるイメージで塗布。
仕上がりはこんな感じ!
今っぽい“薄めシースルー”前髪なら、マスクをしていても明るい印象になってあか抜けます。梅雨どきはパサパサした質感のままだと崩れがちだから、必ずオイルでツヤと潤いを与えて。