元CA芸人・CRAZY COCO×南海キャンディーズ・しずちゃんの「女の人生は『挑戦』が9割」トークライブ・ルポ！

ブラック企業の商社OLからキラキラの外資系CAを経てお笑いの世界に飛び込んだCRAZY COCOさんが、著書『元CA芸人 CRAZY COCOの夢へのフライト直行便』（ヨシモトブックス）にちなんだトークライブ、「女の人生は『挑戦』が9割」を開催。昨年『5000グラムで生まれた女のちょっと気ままなお話』（ヨシモトブックス）という自伝的エッセイ本を刊行し、漫才のみならず、女優、ボクシング、アートとさまざまな挑戦を続けてきた、南海キャンディーズ・しずちゃんをゲストに迎え、挑戦することで人生を切り開いてきた2人が、「みんなを元気づけたい！」をテーマにトーク♡その模様を一部抜粋してレポートします！

「挑戦することが別にめっちゃハードル高いと思ってない」が2人の共通項

CRAZY COCO（以下COCO） 「私たちこういう風に話すの、今日が3回目なんですけれども、本を読ましてもらって共通点たくさんあるなって勝手に思っていたんです。私も結構イケイケどんどんというか、とりあえずやってみようみたいな。やって、あかんかったら別にやめたらええし。挑戦することに別にそんなに、めっちゃハードル高いと思てない」

しずちゃん（以下しず） 「私もまず一歩踏み出すの、ポンって出れるタイプです」

COCO 「でも、それってやっぱちょっとだけアホやと思うんです。全然アホやと思うんですけど、なんかそのアホさもええやんって思ってて。その挑戦っていう共通点があるから、それをトークテーマに広げていきたいと思うんですけれども、今まででいろんな挑戦してきた中で、これめっちゃ挑戦したわ、みたいなことはなんですか?」

「ボクシングは今までの自分を全部変えないと戦えない〝挑戦〟やった」（しずちゃん）

しず「やっぱりボクシングかな。ボクサーへの挑戦っていうのは、今までの自分を全部変えないと戦えない。やっぱ受け身な性格やし、こう、殴られて、自分の血を見て興奮して、めっちゃ強くなるみたいな感じ」

COCO 「こわ」

しず「カンってなった瞬間に、殴られる前にガーッて、もう、ぶっ殺すぐらいの気持ちでいかなあかんのが私はできなくて。やっぱり普段の性格があんまり攻撃的じゃないから。これは自分どうしたもんやと思って、でも、その中で戦える方法を見つけていくっていうか、スイッチの入れ方とかも、何年もかかってやっとちょっとわかってきた感じでしたね。

お笑いでは私はすごい運が良くて、言うても下積みって、他の下積みしてる先輩からしたらない方で。人との出会いだったり、男女コンビっていうのがいない隙間を狙えたタイミングやったりとかで運が良かったから、するするするといけちゃったの、割と。だから、挑戦して苦労してっていうところをそんなに知らずにきちゃって。私はボクシングに出会って初めて、神様は帳尻を合わせてくるっていうか、今までラッキーできてた自分に今これをやれって、こんだけの地獄を見ろって言われてるんやって思って頑張った感じ」

「山ちゃんはめちゃめちゃ欲深い。でも同じ戦い方をする必要はないんやろなと」（しずちゃん）

COCO 「本で自分にはあまり欲がない、ボクシング教えてもらってた梅津さんという方から『欲を出せ』って言われて苦労したっていう風に書かれていたんですけど、私もあんま欲がなくて。それってどうやったらいいん、と思って。私、今年も『THE W』に挑戦はしようと思っているんですけど、別に1位目当てとかじゃないんです。今ラジオのお仕事をさせてもらっていて、10代のリスナー向けの番組なので、挑戦する姿を見せたいってのもあるし、あとは去年2回戦で負けちゃったんで、去年の自分に勝ちたい、それより上行きたいなっていう、ただそれだけ。芸人さんでそういうショーレース出てる方って、もう生活全てお笑いに捧げてたりとか、すごいお笑いに向き合ってる方ばっかりなので、土俵一緒に立たれへん、なんか申し訳ないってなっちゃって」

しず「でも欲がないのは結局変わらないのよ、今も。じゃあボクシングやったから欲がワーッて出るようになったんかって言ったら結局そこの部分って変わんないから。例えば山ちゃんってめちゃくちゃ欲深い。他の芸人のことライバル視もすごいしてるし、絶対もっと行くぞ行くぞっていうのがあるんです。でも私は山ちゃんにはなれないんですよ。もう20年以上一緒にいて、山ちゃんにあれしろこれしろ言われたけど、やっぱりできない。それで自分があかんのかなとか思ったりもする。でも同じような戦い方をする必要はないんやろうなと。やっぱり無理なもんは無理だし、人間の性質って違うから」

「行動しなかったら、明日死ぬってなったとき、めっちゃ後悔するやろうなっていうのが常にあった」（CRAZY COCO）

「挑戦」について、CRAZY COCOさんは「行動しなかったら、例えば死んだときめっちゃ後悔するやろうなみたいなのが常にあって。やりたいこと見つかったら、明日死ぬってなったときに、やっぱりやっときたかったなって思うかどうかっていうことだけですかね。毎日を悔いなく行動し続けるってこと」

しずちゃんは「私も今45歳で、おっきな挑戦っていうのはすごく勇気がいるんですよね。今までの自分を捨てるぐらいの挑戦って果たしてできるのかなってビクビクするところがあります。でも今だんだん年取ってきて、なんかこんな感じかなっていうのが見えてきて、その想像を超える何かみたいなところまで行こうと冒険していない自分がいるような気もして、すごい嫌やなと思っていて。もっと破って、まだまだやっていきたいっていう気持ちでいるので、もしも皆さんもそういう気持ちがあったら挑戦していただけたらいいなと思います」と語りました。

「初めて行った占いでご先祖にもちゃんと感謝しなさいねって言われて」（CRAZY COCO）

さらに2人に共通するのは、「人との出会いで今がある」という実感と、周囲の人や家族、先祖に感謝するという気持ち。

COCO 「今の立場があるのは、ご先祖様とか、ご両親のおかげっていうのも本に書かれてましたけど、私も本当すごくいい家庭で愛を持って育ててもらったっていうのがあるから感謝できる人間になれてると思うんで、それもすごい共通点やなって。

私、この間初めて自分でお金出して占いに行ってきたんですよ。たまたまメイクさんに、売れてる芸人さんがたくさん行ってるすごい当たる占い師さんいるよ、紹介するねって言われて。その人に『もうあなたは運がいいから、それを周りの人たちにも伝染させられるように、これはしなさい』って言われたことがあって、まず1個目は感謝と、あと積極性。あとは、私、夏場に高野山に毎年行ってるんですよ。先祖代々眠ってるんで。宿坊でお泊まりして、朝5時からお経を読んでもらっているんですけど、それを回数増やしなさい、年1じゃなくて春夏秋冬4回行きなさい。先祖にもちゃんと感謝しなさいねって言われて、今年は4回行こうと思っているんです」

しず「冬場は大変やな。私も、旦那さんの実家が秋田なんですけど、秋田に行くと必ず旦那さん側のご先祖様にも、出会えたこと、この人が生まれてきたことにすごい感謝したりはしてます」

COCO 「もうできてた！私が占い師に言われたこと、もうできてた、すご！」

CRAZY COCOさんもしずちゃんも、メディアで見るより生で見る方がツヤツヤしてて断然キレイでびっくり。「挑戦」と「感謝」ができる女はいくつになってもキラキラと美しいのかもしれません。トーク後には、お客さんからの質問にもたっぷり答えた2人。参加した皆さんも笑いと元気をお土産に持って帰れた超ポジティブなイベントでした！

〜INFORMATION〜

『元CA芸人CRAZY COCOの夢へのフライト直行便』

転職成功術、英語上達法、メンタルコントロールetc.アラサー女子に役立つ話が満載！

CAとしても芸人としても遅咲きの著者が、経験から掴んだ攻略法や考え方を、きれいごとなしでぶっちゃけます。「夢は固有名詞で見ると叶う！」「行きたい会社のCEOの名前くらい即答できなきゃダメ」など実践的なアドバイスがいっぱい。自分軸で生きる勇気と知恵をもらえます。定価／￥1,540／発行・ヨシモトブック、発売・ワニブックス

『元CA芸人CRAZY COCOの夢へのフライト直行便』

『5000グラムで生まれた女のちょっと気ままなお話』

大きな挑戦も「どうなるかわかんないけど、やってみようかな」の一歩から！

漫才したり、ボクシングしたり、お芝居したり、絵を描いたり。たくさんの人との出会いに支えられながらチャレンジを続けてきた芸人・しずちゃんがその半生を赤裸々に綴る初の自伝的エッセイ！カバーや挿絵も全編本人が描き下ろし、恋多き子ども時代や南海キャンディーズ結成、結婚までをのんびりと語ります。￥1,540円／発行・ヨシモトブックス、発売・ワニブックス

『5000グラムで生まれた女のちょっと気ままなお話』

取材・文／雀乃メリー