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窪田正孝「僕もそれに応えなければいけないな」役者魂や異性について語る!のメイン画像

カネキを演じるにあたって意識したことは?

カネキが喰種になって裏の顔や本性を出せるようになり、唯一、人間と喰種の2つの世界で生きられる存在になる。そんな中で様々な答えを見つけようとするんですが、まだ人格のできていない青年ゆえの危うさから生まれる戸惑いや、葛藤を繰り返す部分はやりがいになりました。見せ方としては、極力、その存在は主張せず、カメラが引いたときにカネキがどこにいるのかわからないぐらいが、カネキっぽいのかなとも思ったので、 そういうことも意識しました。

共演者はどんな方たち?

トーカちゃん(清水富美加)は現場でいつも気さくで、 みんなのお姉ちゃんのようだったし、ヒナミちゃん(桜田ひより)とよく一緒にいるところを見かけていたので、物語と重なって自然でした。リゼさんは、口に血ノリをつけながら爆笑してたりして、さすがだなって(笑) 。亜門くん(鈴木伸之)は結構ストイックなところがあって、現場でも端っこで、クインケという武器をブンブン振り回して練習していたんですが、バキバキ2〜3本は折っちゃってて(笑) 。それぐらい気合いが入っているのがわかったので、僕もそれに応えなければいけないな、と気が引き締まりましたね。

カネキと自分の似ている部分は?

友達がいないところと、孤独が好きなところかな(笑) 。友達と呼べる人は、僕も少なくて、かといって広く人脈を広げようとも思っていないんです。出会うべき人と出会って、形成されていけばいいのかな、と思っています。だけど僕が実際に喰種になったら、カネキとは違って隠し通さずに、唐沢(寿明)さんあたりに言っちゃうと思います。あっ、カグネ(喰種の武器の一つ)出ちゃった!って(笑)。それから、本当に骨折が半日で治るのかどうかとか、いろんなころを確かめてみたいですね。

女性を魅力的だと感じる部分は?

女性は基本的に男性よりも、精神年齢が数段上だなっていつも思っています。特に同世代の女性となると、芯も強くて度胸もある。もしかしたら若い頃は尖っていた時期もあったのかもしれませんが、それが丸みを帯びてやわらかくなって、懐が深くなっていったのかもしれません。すごく魅力的だと思います。こうなると、男性が女性に勝てるのはもう、力だけなんじゃないかな(笑) 。どんな世界にも才能のある女性がいて活躍してますもんね。

あまり女性とは接しない?

家族には女性はずっと母しかいなかったんです。家族旅行に行っても、女湯に行くのは母だけで、あとは男湯で男4人でギャーギャーやってて。だから小中学校とか、女子と話なんてできなかったけど、女兄弟がいるやつは、自然に女子と会話してて、そういうのを見ると差を感じていましたね。何でしょうね、あの才能は。今は周りに、女優さんもいるしマネージャーも女性だし、接する機会が増えてきたので、だいぶ慣れましたけど。

撮影で大変だったことは?

見えないカネキがリゼに噛みつかれるシーンは、夏場の公園で撮ったんです。 デートをしていたら突然、リゼが喰種の姿を現し、逃げ回るというシーンなんですが、じつは蚊、ハエ、ゴキブリ、ゲジゲジなど虫がたくさんいて!僕は虫がダメなんで、リゼももちろん怖いんだけど、さらに虫からも逃げ回らなければいけなくて。現場って生物だなって思いました(笑) 。

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