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小川彩佳アナに聞く〝30歳の乗り越え方〟迷い多きアラサー時代を生きるヒントについて
フリーアナウンサー 小川彩佳さん(34歳)
30歳を機に「毎日をただ繰り返す」ことをやめてみました
旅先での経験が自分自身を知るきっかけに
「30歳って、すごく大人でキラキラしているというイメージを抱いていたんですが、実際にその年齢が目前に迫ったとき、イメージと現実の自分がかけ離れていて、とても焦り、悩んだ記憶があります。20代はがむしゃらに走っていたけれど、やってきたことは本当によかったのか・・・1度立ち止まって考えたときに、ただ日々を繰り返すのではなく、新しいことを取り入れてみようと思ったんです。そこで、人生で初めての海外ひとり旅を決心して、スペインに行くことにしました。当時ご健在だった画家の堀越千秋さんを訪ねたのですが、そのとき堀越さんがご自身の人生についてお話してくださったんです。『1つ1つ大事に積み上げて生きてきたし、後悔していることもひっくるめて自分の人生だ』と笑いながら話されているのを見たとき、私の悩みってちっぽけだなと、堀越さんのように笑い飛ばしながら大事に日々を積み重ねていきたいなと気づいたんです。新しい環境に身を置いてみたり、今までと違うことに挑戦したりすることで自分の新たな一面を知ることができるし、求めているものがクリアになるんだと実感できたことが、大きな糧となりましたね」
小川さんが考える大人可愛い人って?
「瀬戸内寂聴さん」
「花を飾る」「柔らかいものに触れる」「海外ドラマにひたる」でリセット!
Check!小川さん流〝忙しさ〟との向き合い方
「忙しさに追われていると顔が険しくなるので、犬の動画を観たり、家に花を飾るなど、意識して柔らかなイメージのものに触れるようにしています。帰宅後は、その日の放送をチェックして反省会をしたら、すぐにリセット。お酒を片手に映画を観たり、音楽を聴いたり。最近はエアロバイクをこぎながら、『Hulu』で海外ドラマを観ることにハマっています。休日は、業界が違う友人と会ったり、普段触れることのないジャンルの雑誌を読んだりして、自分の視野が狭くならないようにしています」
「自分の範疇外」の情報に触れることで価値観がよりクリアになります
Check!小川さん流ニュースのミカタ
「ニュース番組を観ていると、自分の範疇にないことに触れる機会がありますよね。知らないことを知ることで、気づきがあり、物事の新しい一面を発見するきっかけになると思います。そういう経験を繰り返すことで自分の価値観がはっきりするし、ひいてはそれが人生に迷ったときの指針となってくれる気がしています」
『ニュース23』をCheck!
Check!小川さんの私物をCheck!
コンパクトだけどいっぱい入って便利
備忘録として心情や心の叫びを書いています
スマイソンのリュックを愛用しています
「両手が使えて便利なのでリュック派です。トレンドに関係なく使え、カジュアルすぎないところがお気に入り。取材ノートとは別に、後輩が誕生日にくれたノートを携帯し、日々感じたことや、やり場のない思いがこみ上げたときに忘れないように書き留めています。仕事でお世話になった方からいただいたペンは、お守りのような存在です」