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【芳麗・女と文化の話】47歳で結婚!LiLiCOが語る、愛活・幸活のすべてのメイン画像

今月のゲスト:LiLiCoさん

18歳の時にアイドルを目指して故郷・スウェーデンから日本へ。映画コメンテーターとして活躍しながら、40歳にしてタレントとしても大ブレイク。その後も様々なことにチャレンジしながら、47歳の時に「純烈」の小田井涼平さんと大恋愛婚!・・・と、遅咲きにして大輪の花をいくつも咲かせている、LiLiCoさん。不安定だけど、その分、自由で選択肢も多い時代。LiLiCoさんのパワフルで自由な生き方は、「いくつになっても、自分で愛と幸せはつかみ取れる」ことを教えてくれます。

何歳で結婚しても幸せ 晩婚なんて型にハマらない

芳麗 書籍も拝読しましたが、改めて。47歳にして素敵な結婚をされたこと、多くの女性の励みになっています。

LiLiCo  うれしいです。ただ、私自身は自分の結婚を遅いとも珍しいことだとも思っていないんです。分かりやすいから書籍のタイトルにも入れましたけど(笑)、特に「晩婚」なんて枠にはめる必要はないかなと。何歳で結婚したとしても、早くも遅くもないですよ。

芳麗 結婚って他人とは比べようがないものですもんね。

Li  アメリカなんて60歳で結婚しても「遅い」とは言われないし。故郷・北欧も同じです。日本人は、「世界幸福度ランキング」が低い国ですけど、他人と比べて、自分を枠にはめようとするから息苦しいんじゃないかな。日本も日本人も大好きだからこそ、そういう点は残念に感じます。

芳麗 一方、北欧諸国は「幸福度が高い国」の上位。昨年、初めて北欧に訪れたときにも感じましたが、「私は私」というクールな自立心があるなという印象があって。暮らしをロマンティックに楽しみつつも現実的に人生を進めているなと感じました。

Li  自分の人生に集中しているんですよね。他人の人生に干渉しない。人の不倫とか離婚に過度な興味を持ったりしないから(笑)。

芳麗 なるほど(笑)。

Li  人生って、あれこれ悩んだり文句言ったりするだけじゃ変わらない。現実的に行動しないと、進まないから。「LiLiCoさんは英語も話せて良いな」って言われるけど、毎年、年間200本は英語の映画を観て学んだら誰でも話せるようになりますよ(笑)。

Check!幸せになる秘訣の1つは、 もっと時間を真剣に使い切る

芳麗 仕事ものすごく忙しいでしょうに、すごくパワフルですよね。

Li 時間がもったいないですもん。私、明日やれることも今日やるがモットーなんです(笑)。やるべきことを早め早めに終わらせると、その隙間時間に新しいチャンスが入り込んでくるから。家事もしながら、1日に3〜4本くらい収録とか取材とか入れちゃいます。

芳麗 それはすごい。

Li  ちなみに今日も、夜は家族でパーティーするから、朝は早起きして料理とテーブルセッティングして、ダッシュでココに来て。この後もいくつか仕事をこなして、家に着いたら、30分後にパーティー開始の予定(笑)。

芳麗 生きることに真剣だし、危機感がありますよね。

Li そうね。与えられた時間は命ですから。今は家事も電化製品がやってくれる時代だし、OLさんでも主婦でも時間は作れるし、もっともっと貪欲に生きていいと思う。

芳麗 幸せになる方法ってシンプルなんです。自分の欲しいものを知ったら、勇気を持って行動すること、時間を大切にすること・・・。

Li そうですね。さらに加えるなら、コツは何事も自力で動いてみること。会いたい人には自分から会いに行くとかね。

芳麗 運をアテにしすぎないと言うこと?

Li  絶対そう。私が思うに、人生で神様がくれるチャンスは2回程度。あとは自力で掴みに行かないと。私の場合、神様がくれたチャンスの1つは「王様のブランチ」で映画コーナーのお仕事。当時は無名で、日本語にも自信なかったし、映画コメンテーターなんて仕事があることすら知らなかったけど(笑)。せっかくの機会だし、自分を信じて勇気を出して挑戦して。絶対にこのお仕事が先に繋がるように全力でやってきたから。

芳麗 その結果、タレントとしてのブレイクも果たされて。

Li 40歳からのブレイクです。もともとは18歳の時にアイドル目指して上京して、ホームレスも経験してからのブレイクですから。「石の上にも3年」って言いますけど、3年なんて短すぎる(笑)。私はどんな分野でも本物になりたいなら、「石の上にも20年」くらいの忍耐は必要だと思う。

芳麗 20年!でも、そうですよね。若いうちに勢いで成功しても長くは続かなかったりするし・・・。

Li そう。運良く1度はブレイクしたタレントだって、いろんな番組に呼んでもらえるのは、2年程度。その先、どう生き残れるかは、やっぱり、自力しかないんですよね。

芳麗 自分で自分の仕事や人生をクリエイトすることですね。

Li それしかないと思います。

Check!大人婚もすごく幸せ 深いところで繋がれるから

芳麗 実は私も40代に入ってから結婚したんです。「晩婚」というラベリングはさておき、大人婚って良いなと実感していて。酸いも甘いも経験を積んでからの結婚で良かったことっていっぱいありますよね。

Li  もちろん! まず、その人の本質を見て繋がれる。私はバツイチですし、もし、再婚するなら、結婚に甘い夢を見ないでスタートしてくれる男性が良かったんですよね。小田井さんは初婚ですけど、仕事も人間関係も、いろんなことをきちんと感じて考えて生きて来た人だなと思ったんですよね。サラリーマン時代、モデル時代、仮面ライダー時代・・・そして「純烈」として活動している今も。これまで出会った人や出来事と真摯に向き合って来たんだろうなと。だからこそ、初デートの時も今も語り合っていて、すごく楽しいし、素直になれる。お互いに1人の人生を真剣にきちんと生きてきたからこそ、深いところで惹かれあえたんですよね。

芳麗 とても素敵・・・良い話です。

Li それに若い時に結婚すると、お互いの変貌に耐えられなかったりしますよね? 年齢とともに「お腹が出た」とか相手への不満も増えるけど。中年同士の結婚だと、すでにその先の未来の姿も予想できるから(笑)。

芳麗 あはは! 「歳をとってからでは良い結婚できない」という呪いのような思い込みを抱いている女子も多いですけど。自分にとっての素敵な人を見出す力や、人を好きになるエネルギーがあれば、幾つになっても良いパートナーってできるんですよね。まぁ、その力やエネルギーを持ち続けることがなかなか大変ですけど(笑)。

Li でもね、エネルギーって使えば使うほど循環して、増えていくものだから。出し惜しみしない方がいいですよ。さっきも言ったけど、「明日やることも、今日やってしまおう」の精神で生きてみるといいと思う(笑)。

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