Lifestyle
良質な睡眠で今こそ免疫力アップ! ぐっすり眠って強いカラダになるための1日の過ごし方
Check!ウイルスに強く、疲れ知らずな体に!免疫力UPで得られるメリット
- ウイルス、感染症に強くなる
- アレルギー症状が出にくくなる
- 疲れ知らずな体になる
- 肌がキレイになる
免疫力とは、ウイルスや細菌をやっつけてくれる体の防御システムのこと。免疫力が高ければ、病気にかかりにくくなるばかりか、花粉症などのアレルギー症状を抑え、疲れにくい体になれる効果が得られます。さらには、肌が乾燥や紫外線などの外的刺激に強くなるので、美肌に近付けるなど美容面でもメリットが。
教えていただいたのは
眠りとお風呂の専門家 小林麻利子さん
睡眠改善インストラクター。生活習慣改善サロン「Flura(フルーラ)」主宰。1日12時間働いていたハードな会社員時代に倒れたことがきっかけで、自律神経の改善に取り組むように。睡眠と入浴を中心とした実践的な指導が話題を呼び、サロンは大人気!
Instagram:https://www.instagram.com/marikokobayashi.flura/
Check!免疫力を上げるにはとにかく〝良質な睡眠〟が大切!
今の時期、免疫力アップに効くといわれるあれこれが話題になっていますが、なかには科学的な根拠がはっきりしないものも。その点、良質な睡眠が免疫細胞を活性化し、免疫力を高めるというのは、さまざまな研究データで実証されている科学的事実!また、寝始めてから30分以内に深い睡眠を得られれば、成長ホルモンがしっかり分泌されるので、疲労回復や美肌・美髪にもつながります。
〝良質な睡眠〟がとれているのはこんな状態のこと!
- すっと寝付ける
- 途中で目が覚めない
- すっきり朝起きられる
- 集中力が続くなど日中のパフォーマンスが良好になる
良質な睡眠とは「深い眠り」のこと。「寝付けずモンモンとする時間が長い」「夜中や朝方に2回以上目が覚めてその後すぐ寝付けない」「目覚まし時計を何度も止めて二度寝しちゃう」「日中、眠気に襲われる」なんて人は、眠りが浅い可能性が大!良質な睡眠がとれているのは、上記4項目がすべてそろった状態のことなんです。アナタはいくつ当てはまりましたか?
Check!免疫力が上がる睡眠のカギは〝深部体温〟と〝副交感神経〟
深部体温が急降下するタイミングで寝るのがポイント
人の体は、内臓など体の内部の温度である「深部体温」が下がり、体の熱が冷めていくときに眠さを感じるというメカニズムになっています。つまり、深部体温の高低差が大きいほど、眠りが深くなるというわけです。ポイントは、お風呂のあと深部体温が急降下するタイミングで寝付くこと。深部体温が高いままだったり、下がりきった後では寝付きが悪くなったり、途中で起きるリスクが高まります。なので、寝付くのは深部体温が「ちょうど下がり始めた時」と覚えておきましょう。
副交感神経を優位にすることが大切なんです
リモートワークで夜更かしが増えたり、昼食を食べながら仕事をしたりしていると、体はずっと交感神経が優位なままのアクセル踏みっぱなし状態に。すると、役目を終えた白血球の顆粒球が大量の活性酸素を放出!免疫細胞にダメージを与えて免疫機能を低下させてしまいます。体内時計を正常化して、寝る前は交感神経をしっかり休め、体をリラックスさせる副交感神経への切り替えをスムーズにするのが、深い眠りを得るカギです。日中も昼食のときなど適宜休息をとって、交感神経が刺激され続けないようにしましょう。