Lifestyle
花のある暮らしでキレイと自信を手に入れる♡神崎恵流、キレイに効く花の取り入れ方
花を飾るひと手間が女のキレイと深みを作る
女はキレイなものをそばに置くと、その美しさが心や肌に染み込んでどんどん美人になっていく。特にイキイキした花のみずみずしさは、スキンケアやメイクとは違う美を女にチャージしてくれるもの。とはいえ、花のある暮らしって毎日のように水を替えたり、水切りしたり、枯れた花がらを取ったりと案外手がかかる。
けれど、わたしは忙しすぎて心がトゲトゲしてるとき、自分が可愛く思えないとき、あえて花を飾ってみる。朝、どんよりした気持ちで目覚めても、花の水を替えているうちに「今日もがんばれそう」と元気になれるのは、仕事や家事のように生活の中で絶対に必要ではないことにひと手間かける余裕が生まれるから。そうした「ていねいな暮らし」が自分の自信やキレイにつながっていく。
だからこそ、花を〝キレイ〟に効かせるには心をきちんと使って花を楽しむことが大事。インスタ映えだけを狙って花を雑に扱っていては美しくなれるはずがない。しおれかけた花にも美しさを見いだしたり、花屋さんで見かけた素敵な花の色合わせをファッションに取り入れてみたり。そんなふうに心を使うことで「ただキレイなだけのコじゃない」と、彼に女としての奥行きの深さを感じさせられるようになっていく。
今月のテーマ・・・花
〝花〟の神崎流処方箋は「花の選び方」「花器の選び方」「暮らしへの取り入れ方」の3つ!
01同じ色、同じ種類でそろえると簡単にシャレて見える
母が庭で季節の花を摘み、飾っていたのがわたしの原点。だから複数の色や種類を使うより、ワントーンでまとめるのが好きだし、失敗も少ない。フォルムが可愛いバンダやあじさいなら、無造作に生けるだけで絵になる。
02茎と水のコントラストが好きだから花器は透明感のあるもの
フレッシュなグリーンの茎が、水の中でみずみずしく存在しているのを眺めるのも、花を飾る楽しみの1つ。だから花器は、自ずと透明感のあるものに手が伸びる。どんな花にも合うし、テーブルに飾っても料理の邪魔にならないところもお気に入り。
ひとめぼれした「フーガ」の花器
「ジル」のコットングラスを花器に
03花がある部屋は、みずみずしく余裕がある
余裕を育て、心とカラダを癒したいなら、好きな色の花を数本だけ生けてみて。それだけで、部屋が以前とはまったく違って見えてくるはず。生きた花の生命力で空間が華やいだり、褪せた花の色に情緒を感じたり。花がもたらす小さな変化に気づくことが、余裕を育んでくれる。
Check!神崎さんの行きつけはココ
Matilda
「インパクト&インスピレーション」をコンセプトに、こだわりの花や花器がそろう。神崎さんいわく「お花のセンスが良く、花持ちの良さもバツグン。花への深い愛情が感じられるお店です」。
花を飾る余裕を持つことが、女としての深みになる
美容家として活躍している神崎恵さんのインスタグラムを覗いてみると、自宅にいつも花が飾られているのが目に留まります。それはキレイなものを近くに置いておくことで自分も美しくなれるから。さらに手間ひまかけて花のお世話をするその余裕が、女としての深みに繋がるんだそう。まずは部屋に花を飾ることから始めてみては?
andGIRL2020年4月号より 撮影/川﨑一貴(MOUSTACHE) スタイリング/川﨑加織 ヘア/津村佳奈(Un ami omotesando) 取材・一部文/伊藤彩子