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話すときは昔話をイメージ?オトナの女性としての素敵な話し方とは?【神崎恵の素敵なオトナになるためのLessonVol.2】
テーマVol.2/オトナの女性としての話し方
いくら見た目が美しくても、話し方が子どもっぽいままでは「きれいなひと」といわれるのは難しいもの。自分ではそんなつもりはないのに「言い方がキツい」「話し方がガサツ」と思われてしまったら残念ですよね。そこで、インスタライブなどを通じて「話すトーンがやわらかく女性らしい♡」と、話し方もアラサーガールの憧れの的になっている神崎さんに、話すとき大事にしていること、意識していることを教えてもらいました。
話し方の基本は『まんが日本昔ばなし』
「話すときに気をつけているのは、ゆっくりと、落ち着いたトーンで話すこと。聞いていて心地いい声や話し方でわたしが思い出すのは、『まんが日本昔ばなし』なんです。数十年前に見聞きしたお話が、いまだに記憶に残っているのは、語り手が子どもたちにしっかり伝わるよう思いやりながら、ゆっくりと話しているからなんだと思います。
反対に、一方的にまくしたてるような早口やキンキンと甲高い声は、自分が話したいだけで、相手に伝わっているかどうかはお構いなしのように見えてもったいないですよね。
やさしさや包容力を感じさせる女性の話し方を観察していると、相手が自分の言うことを理解しているか、ちゃんと確認しながら話しているんです。相手を気遣う気持ちを話し方の中にさりげなくにじませることができるのが、素敵な大人の女性なのかなと思います」
感情はあえて整えない
「自分をよく見せようとしすぎない、というのもわたしが心がけていることのひとつです。品よく話すためのフィルターをかけすぎてしまうと、表現や表情がセーブされてしまって、自分がそのとき感じた感動や心の動きが思うように伝わらないんです。
感情はあえて整えなくてもいい。気持ちにも、手触りみたいなものってありますよね。ふわふわしていたり、1カ所だけツンととがっていたり。わたし自身、そういう気持ちの触りごごちを、言葉はもちろん表情や抑揚も含めて表現したときほど、しっかり相手に届いたなという手ごたえがあるんです」
楽しいときは早口だっていい
「つるんとキレイに整えすぎた言葉には、誰が話しても同じように聞こえてしまう、というところがあります。だから、相手の記憶にも残りにくいんです。
ゆっくり落ち着いたトーンで話すのが基本ですが、それにとらわれすぎることなく、もっともっと自分が感じるままに感情や表情を開放してあげていい。楽しさを伝えたいなら、興奮した様子で早口で話した方がいい場合だってありますよね。
そもそも話し方に正解はないし、誰かが決めた型に自分をはめ込む必要もないと思うんです。たとえば、ドラマや映画で自分がチャーミングだなと感じる話し方や表情を目にしたら、どんどんストックしておき、試してみる。そうやって行動していくことで、自分らしい感情表現や表情が上手に取捨選択できるようになっていくのだと思います」
感情を上手に言葉にのせて、素敵な大人に♡
ゆっくり話すという基本を守りながらも、自分らしいアレンジを加えるのが神崎さんの話し方のスタイル。「話し方も美人だね♡」ってホメられるアラサーになるべく、さっそく感情が伝わる言葉や表情の研究を始めましょ♪
Profile
神崎 恵さん
自ら試し、本当にいいと感じたものだけを勧めるスタイルが支持される美容家。その生き方やライフスタイルにも注目が集まり、自身のInstagramのフォロワー数は49万人を超える。初のボディ本『神崎CARE』(ワニブックス)は10万部突破目前!