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専門家に聞いたハーブの上手な付き合い方♡一番大事なのはハーブをとるタイミング!
病気まではいかないけれどちょっと調子がイマイチ・・・。そんなときに取り入れてほしいのがハーブ。フィトテラピー(植物療法)の第一人者・森田敦子さんに、アラサーガールとハーブの上手な付き合い方について教えてもらいました。
日本におけるフィトテラピストの第一人者!森田敦子さんにハーブについて聞いてみた
最近では身近になりつつあるけれど、ハーブについて詳しく知っている人は少ないかも。そこでハーブに対する疑問に答えてもらいました。
教えてくれたのは・・・フィトテラピスト 森田敦子さん
日本のフィトテラピー第一人者。病気をきっかけに、国立パリ13大学薬学部自然療法学科にて学ぶ。主宰する「ルボアフィトテラピースクール」では、国立パリ13大学と組んだプログラムでフィトテラピーを学べます。
フィトテラピストとは・・・?
フィトテラピーとは、植物の成分を組み合わせ、飲む、塗る、浸透させる、香るなどの方法で体内に取り込んで代謝を起こさせ、諸症状に効かせること。植物の成分を科学的に配合、処方できるのがフィトテラピストです。
ハーブとはそもそもどんなものですか?
薬理効果のある機能性成分を含む植物のこと
植物が病気になったり虫がつくと、防御反応として化学反応が起き、薬理効果のある機能性成分が作られます。そのような成分を含み、健康や美容に役立つ植物がメディカルハーブ。作用が軽いものから体の機能を整えるものまで効果に幅はありますが、約20万種も。
ハーブって本当に体と心に作用するの?
薬の40%は植物からできています!
ハーブというと効果が穏やかと思うかもしれませんが、それは間違いで、本当に効果のあるハーブや飲むタイミングを知らないだけかもしれません。痛み止めのモルヒネはケシから作られているように、薬の原料になっているのもハーブ。人を死に至らしめるハーブもあるのです。
ハーブの作用を実感できるとり方はありますか?
一番大事なことはハーブをとるタイミング
ハーブの持つどのような効果を期待するかによって、とるタイミングが異なります。ダイエット効果を期待するなら食後、睡眠の質を上げたいのなら就寝1時間前といった具合。お茶で飲む場合は、熱々よりも体温より少し高い温度にすると、活性が起こりやすくなります。
ハーブをとり入れる際に気をつけることはありますか?
同じ効果を持つハーブと薬の併用に気をつけて
ピルを飲んでいたりホルモン補充療法を受けている人は女性ホルモンと同じような作用のあるハーブは避ける、睡眠薬を飲んでいるのなら睡眠障害に効くハーブを併用しないなど、同じ効果のあるハーブと薬を併用しないこと。薬の治療効果が正確に診断できなくなります。
ハーブのとり方にはどのような方法がある?それぞれの違いは?
さまざまなとり方があるけれど効果は同じ
どのようなとり方であっても効果は同じです。ただハーブティーの場合は10〜15分蒸らして成分を出したものを飲まないと、有用成分を体内にとり込むことはできません。タンチュメールやカプセル、タブレットは規定量を守れば必要な成分が確実にとれるので手軽です。
文/水浦裕美 ※andGIRL2024年夏号より
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