Lifestyle
モデル美香「金継ぎ」を初体験♡世界から注目を集めるその魅力とは?│モデル美香のGIRLな大人でいる秘訣
壊れても直し、新しい美しさを吹き込んでいく・・・日本の伝統文化である「金継ぎ」。〝モノを大切にする〟という日本人ならではの感性にいま世界が注目しています。今回はそんな「金継ぎ」に美香さんが挑戦。なんだか、タイミングもばっちりだったとか!?
今回体験するのは〝ハイブリッドな金継ぎ方式〟
接着剤を使用して硬化する時間を短縮しつつ、伝統的な弁柄漆と金粉で仕上げるいいとこどり。修復の工程を1日で進められます。今回はこの方法でトライ!
今回教えてくださったのは・・・金継ぎ師 Chiari Matsumotoさん
漆を使った伝統的な金継ぎの教室を都内で開講中。全国でワークショップを開催したり、金継ぎ風アクセサリーなど、金継ぎの新しい魅力を常に模索。金継ぎ修理の依頼も随時受け付けている。
Instagram:@chiari.mtmt
割れてしまったアスティエ。特別感のある可愛さへみんなと一緒の可愛さへ
「ドライフルーツやナッツをのせて、毎晩のちょっとしたお楽しみとして、愛用していたアスティエのスタンド。私はお気に入りのものこそ毎日使いしたいタイプ。そうするとどうしても欠けてしまうことは避けられなくて・・・」
うまく直りますように・・・
「この器が割れてしまって、どうにか修復できないかと思い、ちょうど金継ぎを調べていたところでした。そんなタイミングで、今回のテーマを聞いて、運命だと思った!」という美香ちゃん。
いよいよ金継ぎ体験スタート♡
まずは割れたところを接着剤でくっつける
割れを接着剤を使ってフィットさせるようにくっつける。余分な接着剤は取り除く。
ズレないように慎重に・・・。
溝を作るためにあえて少し削っていく
次の工程で使うパテのノリをよくするため、少し、あえてキズをつけるように削る。怖いけど、やり直しが効くから、思い切って削る!
パテを使って溝を平らに埋めていく
合成樹脂のパテを練ってから、溝や欠けているところを埋めていき、表面をサンドペーパーで研いで滑らかにする。「パテが溝になかなか入っていかないんだけど、入っていった瞬間が快感!(笑)」
ぐいっと押し込んで行くよ!
弁柄漆を引き、ついに金蒔き!
赤い弁柄漆を細い筆で塗り、金粉を付けたシルクのパフで丸を描くようにやさしく蒔いていく。
「漆を塗っていく工程が一番緊張したけど、気持ちよく集中できた!」と美香ちゃん。
【POINT】1カ月は愛でるだけに
温度20〜30℃前後、湿度70〜85%の環境で硬化させる。金継ぎは一朝一夕で仕上がるものではなく、ゆっくり育てていくのも楽しみのひとつ。
金継ぎに取り組む時間は、どこか瞑想のように、心安らぐひとときでした
「キズをなかったことにするのではなく、生かして新しい命を吹き込む「金継ぎ」という日本の文化。細かい作業はいい意味の緊張感がありつつも、一発勝負!ではなく、少しずつ、ときにやり直しもきく作業で、不器用な私でも自分のペースで向き合えました。そうして自分だけの特別なものに生まれ変わらせる嬉しさに、より愛着が湧いて、「金継ぎ」にハマってしまいそうです」
ブラウス¥3,280/神戸レタス イヤリング¥4,510/ラルク(ロードス)
撮影/堺優史(MOUSTACHE) スタイリング/井関かおり ヘアメイク/森ユキオ(ROI) 文/叶野愛 ※andGIRL2024年秋号より
あわせて読みたい
Fashion
2024.12.06
派手かも?くらいがちょうどいい!主役級アイテムの大人可愛いイマドキLOOK