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眞鍋かをり結婚までの足跡を語る!決め手は“ひとり旅”だった!
コラムニストの芳麗さんが、大人の女性を美しくする“音楽と本”について毎回ゲストと語り合う『...
コラムニストの芳麗さんが、大人の女性を美しくする“音楽と本”について毎回ゲストと語り合う『andGIRL』の人気連載「芳麗の[本と音楽の話]Café」。
今回のゲストは、タレント業の傍ら、エッセイ『世界をひとりで歩いてみた』を刊行するなど、マルチな活躍をみせる眞鍋かをりさん。つい先日には、元THE YELLOW MONKEYの吉井和哉さんとの結婚と妊娠を、自身のブログで報告したことは記憶に新しいところ。
実は、この結婚は様々な葛藤を乗り越えた末に、ようやく手に入れたものだったそう。原動力の一つとなったのが、30歳から始めた“ひとり旅”の存在でした。
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芳麗:“ひとり旅”は恋愛とか結婚とか女子の人生にも直に効きますよね。自立心、行動力、感性が育つのはもちろん、自分の好みや相性のいいものがわかる。最近は情報がありすぎて、SNSとかで他人に褒められたいし、素敵な誰かの真似をする方がラクだから、自分のリアルな好みがわからないし、恋も人生も選べないっていう大人女子も多いです。
眞鍋:わかります。私も、以前は自分の好みがわからなかった。趣味もなかったし。でも今思えば、経験のサンプル数が少ないから選べなかったんだと思う。旅すると経験も増えるし、限られた時間で楽しもうとするから、積極的に“好き”を探そうとするんです。初日はガイド本に倣って都会でショッピングしてみたけど、私にはいまいちだったから、2日目は郊外へ行ってみたら最高!とか。経験して初めて好みがわかった。
芳麗:ひとり旅を始めて、恋愛や結婚への考え方は変わりましたか?
眞鍋:はい。決められたモデルコースを歩かなくてもいいって思えるようになりました。20代の頃は保守的で「30歳までに結婚」みたいな考えに捕らわれていたけれど。30代になってから、結婚は自分がどういう人生を選ぶかによるものだなって思うようになって。
芳麗:なるほど。
眞鍋:ベストな時期にベストな相手に会えるってミラクルなことだから。ベストな相手と結ばれるためにタイミングはいつでもOKに設定するか、あるいはタイミングを優先するか。
芳麗:わかる~!どちらもは難しい。どちらを優先するかは自分の中で決めておいた方がいいですよね。
眞鍋:はい。向き不向きもあると思う。友だちは若い頃から“大卒限定の合コン”とかに行って結婚前提の恋愛を探していたし。逆に本能で好きな人と一緒にいられれば、結婚はいつでもいいっていう女性もいるし。自分を知って取捨選択です(笑)。
芳麗:私は絶対的に本能派だけど、やはり先行きは不安だから、タイミング重視派の気持ちもわかる(笑)。作家の唯川恵さん40代で最愛のダンナさまに出会ったって話を聞いたとき、羨ましいなって。未来に最愛の人といられるとわかっていれば、結婚は何歳でもいいってなるけど。
眞鍋:わからないですもんね(笑)。
芳麗:眞鍋さんはどっち派?
眞鍋:それはもう本能派です(笑)。
※『andGIRL』2015年8月号