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マイルを貯めるならこれ!クレジットカードおすすめ4選|航空会社を選ぶときのポイントもご紹介
タダで飛行機に乗ることができるマイルは、旅行代を安くおさえることができてありがたい存在。でも、思うように貯まらないってことも。そこで、マイルの専門家に正しい知識や裏ワザを教えてもらいました。
まだマイルを貯めたことがない人へ「マイル初級編」
教えてくれたのは・・・菊地崇仁さん
ポイント交換案内サービス「ポイ探」の代表取締役。一般カードからプラチナカードまで約110枚を所有し、実際に使ってポイントやマイルを貯めている。家族旅行の際は5人分をすべてマイルでまかなっている、まさにマイルの専門家。
マイルを貯める航空会社を選ぶ
初心者ならわかりやすいJALかANAの二択
複数の航空会社のマイルを集めてしまうと、分散するので期限内に貯められない可能性大。1つに絞って、「飛行機移動はこの会社」と決めてしまうことが重要です。わかりやすさと日本国内から飛んでいる便の多さを考えると、JALもしくはANAがおすすめ。
航空会社を選ぶときのPOINT
- 特典航空券を使って行きたい場所に飛べるかを確認
- サービスなどの好みで選ぶ
帰省などで頻繁に行く場所にJALかANAの一方しか飛んでいない場合も。希望路線があるほうを選んで。
JALのメリット・デメリット
メリット
●マイル制度がわかりやすい
設定などをしなくてもクレジットカードを利用した金額に応じてマイルが貯まるため、単純明快。
●マイルを使って席が取りやすい
JALのほうが特典航空券席は多いよう。空きがなくても追加マイルを払うことで席が取れる制度も。
デメリット
●特典航空券の予約を変更できない
予約・手配完了済みの特典がすべて未使用の場合に限り、払い戻しが可能。その際は、国内線特典航空券の場合は1,000円、国際線特典航空券・提携社特典航空券の場合は3,100円の手数料を払って取り消しをし、あらためて予約する必要がある。
ANAのメリット・デメリット
メリット
●裏ワザが使えてマイルが貯めやすい
マイル制度が複雑なため、期限を延ばしたり交換レートをよくしたりと裏ワザが使えることがあります。
デメリット
●マイル制度がわかりにくい
クレカ会社のポイントをマイルに交換する必要あり。仕組みがわからないと失効してしまう可能性も。
それでも迷ってしまったら、今ならANAがおすすめ!
ANAPayを利用すれば、1マイルからチャージして実店舗やネットで使えます。必要数までマイルを貯められなかったときの救済措置があるという意味で、今はANAがおすすめ。
マイルが貯まるクレジットカードを作ろう!
毎日のお買い物でマイルが貯まる
飛行機の搭乗マイルだけでは特典航空券に交換できるまで貯めるのはかなり難しいため、マイルが貯まるクレジットカードを作って利用することがマスト。日々の買い物はもちろん、光熱費やスマホ代など、銀行口座から引き落とされるものもカード払いにするのが鉄則です。
貯めたい人におすすめクレジットカード
搭乗回数が少ないのなら・・ANA一般カード
年会費:初年度無料、2年目以降2,200円(アメリカン・エキスプレス®は7,700円)
ブランド:VISA、Master、JCB、アメリカン・エキスプレス®
100円ごとに0.5~1マイル相当が貯まります。入会時と毎年のカード継続時に1,000マイルがもらえます。
JALカード 普通カード
年会費:入会後1年間無料※1、2年目以降2,200円(アメリカン・エキスプレス®は6,600円)
ブランド:VISA、Master、JCB、アメリカン・エキスプレス®
JALカードの基本となる1枚。クレジット利用200円で1マイルがもらえるのはもちろん、搭乗マイルの10%が搭乗ボーナスとして加算されます。
※1 各種条件があります。詳細はJALカードWebサイトをご確認ください。
JALは年1海外往復※2、ANAは国内年13往復※3するなら・・・ANAワイドカード
年会費:7,975円
ブランド:VISA、Master、JCB
搭乗するたびにもらえるマイルに加え、搭乗ボーナスマイルが25%加算されます。さらに、入会時と毎年のカード継続時には2,000マイルのボーナスも。
JALカード CLUB-Aカード
年会費:11,000円
ブランド:VISA、JCB、Master
搭乗マイルの25%がボーナスマイルとしてもらえます。国際線を利用する場合、エコノミーでもビジネスクラスのチェックインカウンターが利用可能に。
※2 菊地先生の見解です。※3 2023年11月時点の情報になります。
お金を払ってでもマイルが貯まるオプションはつけるべし
本気でマイルを貯めるなら有料オプションは必須。貯まるスピードがアップするので、お金を払ってでも結果的にお得になります。
【JALカード】ショッピングマイル・プレミアム
年会費4,950円を払うとマイルが2倍に。通常なら200円のクレジットカード利用で1マイルが貯まりますが、100円で1マイル貯まるオプションです。
【ANAカード】ポイント交換
ポイントをマイルに移行する際、移行手数料を支払うことで交換レートがよくなるので必ず利用を。料金はクレジットカード会社によって異なります。
撮影/国井美奈子(菊地さん分) 構成・文/水浦裕美 ※andGIRL2024年冬号より