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【専門家に聞く】月々の保険料はいくらにすべき?加入前にチェックするべき3つのポイント
結婚や出産などライフステージが変わるときは、生命保険を見直す絶好のタイミング。自分にぴったりのものを選びたいけれど、とにかく難しい!そこで、保険の基礎情報から生命保険の選び方まで、保険についてのアレコレをお教えします。
自分にぴったりの生命保険の選び方を知る
保険商品は種類が多いうえ、決めなければいけないこともたくさんあって選ぶのが大変。最適な保険を見つけるためのヒントを伝授します。
教えてくれたのは・・・やさしいお金の専門家/金融・経済アナリスト 横川楓さん
Profile
明治大学法学部卒業後、明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科へ進学。24歳で経営学修士(MBA)を取得。学生時代に培ったお金のコンサルティングの実務経験の知識を生かし、お金のなんでも屋として「誰よりも等身大目線でわかりやすく」をモットーにお金の情報を発信。近著に『お金の不安と真剣に向き合ったら人生のモヤモヤがはれました!』(オーバーラップ)がある。
終身保険なら払込期間を検討
終身保険は、保険料を支払う期間を有期払いと終身払いから選べます。有期払いにすることで、一定の年齢から保険料をゼロにすることができますが、月々の支払額が高くなります。
有期払い
保険料の支払いは一定年齢や一定期間で終了しますが、保障は保険期間中続きます。加入時の年齢や保障内容により、月々の保険料の支払額が終身払いよりも高くなります。
終身払い
終身保険を契約している限り保険料を払い続けなければいけないタイプです。月々の支払額は有期払いより安くなりますが、長生きすればするほど保険料の支払総額が多くなります。
月々の保険料について考える
保障が充実していても途中で解約したら意味がないため、保険料は無理のない額であることが大前提。収入から一定額を貯金し、さらに資産運用に回し、残った金額を保険料の支払いにあてて。経済的に余裕があれば貯蓄型にしてもいいですが、月々の支払いが少ない掛け捨てなら無理がありません。
【ワンポイントアドバイス】
保険を選ぶ際に一番重要視するのは月々の保険料です。自分が無理なく拠出できる金額の保険商品を選ぶことがマストです。
主契約にプラスして特約を検討する
特約とは死亡保険や医療保険などの主契約に数百円の保険料を支払うことで、気になる部分の保障を手厚くできるもののこと。ひとつだけでなく複数の特約をつけることが可能です。ただし、主契約をした時点だけしか特約の申し込みができないケースが多いので注意が必要です。
主な特約の種類
女性疾病特約
乳がんや子宮筋腫、分娩合併症、関節リウマチなど、保険会社が定める女性特有の病気に対して給付が受けられます。
がん特約
がんと診断されると給付を受けられます。がん保険に比べると保障が少ないですが、数百円で備えられるのはメリット。
3大疾病特約
がん、急性心筋梗塞、脳卒中の3大疾病のいずれかになった場合、一時金として給付を受けられます。
文/水浦裕美 ※andGIRL2024年秋号より
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