マンゴーさんは「彼に放っておかれている」と書いているものの、不満はそこまで強く感じられません。「むしろ必要なときっていつだ？ってくらい連絡してない（笑）」の「（笑）」から、「彼のことをこんなに好きなのに、放っておかれすぎててむしろうける（笑）」ぐらいのレベルなのかもしれません（強がりかもしれませんが）。わーい、やったね！マンゴーさんがそれほど不満じゃないなら、隔月デートで連絡がなくても問題ないよ！と言いたいところですが、残念！そうはいきません。

「コミュニケーション回数や会う回数が少ない」ことの問題は、彼のことを知る「機会」が少ない=彼の「情報」が少ないことです。実際、マンゴーさんは3年間付き合っていてもうすぐ30歳になるにもかかわらず、彼の結婚願望を確認していません。というか、結婚願望うんぬん以前に、マンゴーさんは彼のことをよく知らないのではないでしょうか。相談文から「私は彼が好き！」というマンゴーさんのラブ意気込み以外が伝わってきません。もうね、無。彼の現状も、仕事も、将来計画も、結婚願望も、マンゴーさんへの気持ちも、なにもかもがわからなすぎて判断のしようがありません。無。これほど相手の情報が少ない相談は珍しいです。なぜこんなことに？考えられる理由は2つ。

結婚は2人でするものなので、お互いの現状と気持ちを確認するのが必要不可欠。で・す・が！マンゴーさんからは彼の現状や気持ちを知ろうとする気配がうかがえません。「（笑）」を語尾につけてる場合じゃない。「彼は仕事と試験勉強で忙しい」と書いていますが、具体性がなさすぎです。仕事の忙しさだって緩急があるし、試験勉強の進捗や目標達成までのスケジュールだって変わるはず。これらを把握していれば「彼の予定から考えると2年後には結婚かも」と具体的に考えられますが、なければ計画の立てようがありません。

彼のことは大好きだけど、現実にはほとんどコミュニケーションしてないし、情報もあまり知らない。この状況についてマンゴーさん自身は「こんなに彼のことが好きなんて執着？」と仮説を立てていますが、第三者の私から見ると、執着というよりは、「現実の彼」よりは「脳内の彼」に恋しているように見えます。マンゴーさんが日々好きだと思っている彼と、現実の彼にズレはないでしょうか？2年もあれば人間、考え方や環境はそこそこ変わるものです。かつ、一緒にいる時間が長くなればなるほど、好きなところもイヤなところも見えてくるものですが、隔月で時間を過ごすだけではまだ「相手のイヤなところが見えていないラブラブ恋愛初期」状態の可能性があります。「彼のイヤなところが見えていない」=「彼にはイヤなところがない」ではありません。ここを間違えると、結婚してから大変なことになります。