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仕事が続かないメンヘラ彼氏との結婚を迷う。結婚目前アラサー女子の切実お悩み相談
今回の相談者はビワさん(27歳、社会福祉士、結婚願望あり)、パートナー(36歳、会社員、結婚願望あり)。寄せられた相談内容は、「仕事が続かない彼との結婚に迷いが生じています」。アラサーOLのこの悩み、ブログ「妖怪男ウォッチ」で大人気の妖怪男ウォッチャー・ぱぷりこが解決します!
結論!
04結婚はやめた方がいい
仕事が続かないのが本当にネックです。結婚をやめた方がいいのでしょうか
やめた方がいいと思います
実はこの連載は、相談を解体整理したり、想定しうるパターンを提示したりはするものの、「こうした方がいい」とはほとんど書きません。90%くらいは「考える材料を提示したので、自分で考えて答えを出してください」と、最終的な選択を相談者さんたちに委ねます。しかし、今回はめずらしくはっきりと「やめた方がいい」とサジェストする案件です。
Check!結婚した後も2人の「絶対にイヤ」をお互いに踏み抜く可能性が極めて高い
なぜなら、結婚した後も2人の「絶対にイヤ」をお互いに踏み抜く可能性が極めて高いからです。「仕事面の不安定さがなければ、精神面の弱い部分は私がどれだけでも支えてやる」とビワさんは書いていますが、彼にとって「仕事面の不安定さ」はどうでもよく、「精神の安定」の方が1億倍、重要事項だと思われます。彼はおそらくビワさんのために「仕事面を安定させる」ことがおそろしくストレスになるし、実現が難しいでしょう。しかし、そうするとビワさんはつねに我慢し、不安を覚えながら生活することになります。ぜんぜん合ってません。結婚は、やめた方がいいでしょう。結婚は幸福を感じるためにするのであり、不安と不満を増幅させるためにするのではありません。2人は残念ながら、お互いに不安と我慢を強いる可能性が高いです。よって、結婚はおすすめしません。
Check!自分を責める必要はありません!
最後に伝えたいのは、ビワさんは自分を責める必要はない、ということです。ビワさんは、彼を責めたことを後悔しているでしょう。結婚をやめることで、「あんなことを自分が言わなければよかったのに」と思うかもしれません。しかし、そう考える必要はありません。たとえ今回の会社の件で彼を責めなくても、今後も彼は同じように会社を辞めるでしょうから、いずれビワさんは爆発したでしょう。爆発するのは自然なことです。「絶対にイヤ」なことをやられたら、仕方ありません。ビワさんも彼も、どちらも悪くありません。条件が合わないだけです。ビワさんは自分の大事なものにこだわる権利があるし、彼にも同じ権利があります。お互いが相手の「大事なもの」「譲れないもの」を共有できないなら、その2人は「どちらも悪くないけれど合わない」だけです。
Check!自分にとって絶対に譲れないことはなにかを考えて
いったん彼と連絡をとることはやめ、自分にとって「絶対に譲れないことはなにか」をもういちど考えてほしいと思います。彼の現状がその「絶対に譲れないこと」「絶対にイヤなこと」と衝突するようだったら、つらいでしょうが、すっぱりお別れすることをおすすめします。
イラスト/小迎裕美子