職場の友人・A子を合コンに誘ったという美容関係会社勤務・B美さん。B美さんは友人が多いタイプで、合コン相手は経営者中心に年収1,000万以上のハイスぺ男子ばかり集めたそう。しかし、合コン前夜に女子の1人が仕事で欠席することになってしまいます。

そこで急遽A子さんを誘うことに。A子さんは職場の飲みは大体断るのでダメ元だったのですが、予想に反して10分も待たずしてOKのLINEが届いたそう。

「A子はたまに数人でランチを共にすることもがあるのですが、そんなに悪い印象もなく・・・」と語り始めたB美さん。

メイクも派手ではなく比較的薄め、会話も世間話を普通にするぐらいで、B美さんの中ではA子さんは「良い子」という位置づけ。ただ一つ気になっていたのはどんなに激務の時期もネイルが1mmの乱れもなくキレイに整っていることだったそう。

「確実に毎日手入れしているネイルからは神経質な性格はなんとなく伝わってきました。ただきちんとした私服は一度も見たことなくて・・・職場はすぐ仕事着に着替えるので出勤時はジャージのような服ばかりだったんです」

そして合コンの待ち合わせ場所に集合した時に、A子さんのプライベートの部分を初めて目の当たりにすることになります。

「まず目を引いたのはA子の私服。フリルがついた花柄のピンクのミニ丈ワンピースで、どう見えても20代前半女子が着るような服。もうすぐ29歳の私と他の友達も『気合入ってんなあ・・・』と、普段そういう子に見えなかったから驚きました。でもそのぐらい楽しみにしてくれてるんだろう、とポジティブに受け取ってたのですが・・・」

合コンが始まり、男性陣は期待通りのレベルが高い顔ぶれに。仕事ができる男性らしく、コミュニケーション能力も高く初めは和やかな雰囲気で進む中、だんだんとA子の本性が見えてきたそう。

「皆で話してると、『おやっ？』と思うA子の言動が度々ありました。話題がA子以外の他の子の話になるとあからさまに無口になる、そしてA子以外の子の話で盛り上がりそうになると、A子がいつもより大きな声で『私も同じことあったよ！』って会話の中心をすぐに持っていこうとするんです」

B美さんたちが話そうとすると大きな声で遮られるため、他の女子の話す機会は必然的に無くなっていくことに。

「女同士の中では気づかなかったのですが、実はA子ってすごく男好きだったんです。『ここにいる男から全員好かれたい！』『私だけを見て！』っていう強い気持ちがヒシヒシと伝わってきて・・・正直、女性陣は全然楽しくなくて」

追い打ちをかけるかのように、A子さんの暴走は続きます。

「さらにA子が、『そういえばB美、最近クラブで会った男と遊んだって言ってなかった？あれ結局一晩限りだったんだよね？』と聞いてきたんです！確かに1年ぐらい前にナンパされた男と『その後遊んで寝ちゃった～（笑）』みたいな内輪ノリの話はランチのときしたのですが『なんで今、その話題！？』ってA子からは悪意しか感じませんでした」

過去に話した女子だけの秘密の話も合コンの席で暴露されてしまったというB美さん。軽い女というイメージをB美さんにつけたかったのかもしれません。しかも当時のA子さんは「私もそういうことたまにあるよ（笑）」と笑って聞いてたのに・・・と、もうA子さんに対しては不信感しか残らない状態に。

「その後A子は『なんか酔ってきたかも～』とか言って、1番のイケメンにもたれかかるように話しかける始末。A子は以前『私お酒強いよ』って公言していたのにも関わらずです！もう私を含め、他の友人も呆れ顔でしたね」

そのイケメンもいきなりスキンシップをされてためらっている様子。A子さんのあざとさに、男性ですらドン引きしてしまう結果に。

男性陣もA子さんに嫌気がさしたのか、その後盛り上がることもなく一次会で終了。A子さんも誰とも連絡先を交換できなかった様子。B美さんは仕切り直して再度合コンのセッティング中だとのことで、「もちろんA子は二度と誘いません！」と断言していました。

合コンで自分勝手な行動をした結果、自分で自分の首を絞めてしまったA子さん。自分を上げて他人を下げようとする行為は、全てを失ってしまうということですね。

「人を出し抜いてでも1番になりたい」という気持ちが強い女子は合コンには向いてません。合コンはチームプレイのようなもの。同姓の味方をたくさん付ければ良い縁も生まれやすくなります。皆さんも合コンで女友達に嫌われないように注意しましょうね！