Love
【相席スタート・山崎ケイ連載vol.2】『1ミリも好きじゃない夫を振ってから結婚するまで 〜ある意味、夫のシンデレラストーリー!?〜』前編
「断ったら諦めちゃうわけ?その程度だったわけ?」と、断ったくせに芽生えてくる面倒な女心はさておき、仕事も忙しくなってきて出会いも増えていたし「新しい恋をしよう!」と次の恋愛に対して前向きな気持ちでいました。
そんなある日、芸人仲間から
「大江(夫の本名)が、吉本をやめて落語家になったらしい」と聞きました。
それでも、へぇ〜がんばってたらいいね、という思いしかなかった私。
それから半年くらい経った頃だったと思います。ずいぶん久しぶりに夫から連絡が。
新しい世界でがんばってるみたいだし、久しぶりに飲みに連れて行ってやるか!くらいの軽い気持ちでした。
会ってみると、
いろいろ考えたんですが、諦めきれないので、結婚を前提にお付き合いしてくれませんか?
とまたしても、しっかり告白されました。しかも今度は「結婚」というパワーワード付きで。
同時に夫は、落語家の給料形態はこういう感じで、月に何本仕事をすればこのぐらいの収入があるので、おそらく毎月このぐらいの収入になります、そしてこのぐらい稼げるようにがんばるので安心してください、とも。
そんなプレゼンを受けつつ、私の本音は
懲りないやつ!