Love
【相席スタート・山崎ケイ連載vol.3】『1ミリも好きじゃない夫を振ってから結婚するまで 〜ある意味、夫のシンデレラストーリー!?〜』後編
付き合って1年半ぐらいが経った2020年のある夜、私が酔っ払って
「結婚する?」って聞いたら
「してもらえるんですか?」って。
これが私たちにとってのいわゆる〝プロポーズ〟になるのかな。・・・ってちょっと待って、
私がプロポーズしちゃってるじゃん!(笑)
まあ、もういいか。
「じゃあいつ籍入れる〜?」
なんてぐずぐずしているうちに、お互いが住んでいた部屋の更新が近づいてきたので、とりあえず一緒に住もうということだけ決まりました。
その上で、とりあえず年内には籍を入れたいけれど、いつにしたらいいか決めかねていて・・・。正直、付き合いはじめた記念日もよくわからないし、記念日がたくさん増えるのも面倒だから、 6月の私の誕生日にしようか、ということに。
ところが 2020年といえば、コロナウィルスが流行しはじめた年。お互いの家に結婚のあいさつにも行けず、気がつけば 6月が過ぎ、夏も終わり。
「どうする?」
「どうしようか?」
ばかりの繰り返しで決まらないので、あんまり聞いたことはないけれど、夫の誕生日はどうか、と私が提案しました。試しに10月の誕生日のお日柄を調べてみたらなんと〝大安〟!しかも実は夫の誕生日と私の父の誕生日が同じで、それくらいの時間があればスケジュール的にも各所にあいさつ周りに行けそう。
こうして無事に、夫(と私の父の)の誕生日である10月14日に籍を入れました。