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【相席スタート・山﨑ケイ連載vol.5】「私が結婚を選んだ最大の理由。そして〝あれじゃないのが結婚〟だと確信した出来事」
お笑いコンビ<相席スタート>として活躍する傍ら、『ちょうどいいブスのススメ』(主婦の 友社)をはじめとした恋愛にまつわるエッセイを多数執筆。「自分のことを〝ちょうどいい〟ブスと仮定してみる」という、衝撃の恋愛メソッドで話題となった、山﨑ケイが昨年ついに結婚を発表! これまで多くの恋愛テクについて語ってきたケイが、本連載で は、そこから少し踏み込んで、「〝ちょうどいい〟婚活とは?」そしてその先にある、「〝ちょうどいい〟結婚のカタチって?」といった女性の悩みに挑みます!!
1人でも生きていけるから結婚を決めた。
これ、壇蜜さんも同じようなことをおっしゃっていました。
結婚に焦った20代を経て、仕事が楽しくなってきて収入面でも以前よりも余裕がでてきた30代は、いまのこの楽しい毎日が結婚により制限されてしまうかも、と思いはじめて、なんとなく結婚を後回しにしようとするわけです。
それに私は、一応恋愛のことを語ったりネタにして仕事をいただいたりしているんですが、不思議と独身の女性がそれを語っているほうが仕事的に有利だったりもして。その結果、ずるずると結婚から逃げてきた感じでした。
でも、じゃあ女としてどうなんだろう?と考えたときに、いつのまにかすっかり自立していたことに気づいたのです。20代はどこかで彼に養ってもらいたい、結婚という後ろ盾により精神的な安定が欲しいと思っていたのに、いつのまにストレスも自分で解消できるようになっていたし、凹んだときにも自分で立ち上がれるようになっていた。何かハプニングが起こっても1人で解決できるなって。もう、結婚そのものに憧れていた20代とは違う。自立した2人がお互いにパートナーと一緒に、歩む人生が結婚だと考えると、
いまならいい夫婦関係が築けるかもしれない。
そう思ったんです。これって20代ではたぶん思えなかったことで、この年になったからわかったことなんですよね。だからきっと、いまの夫と20代に恋愛をしていたとしてもうまくいかなかったんじゃないかな。