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【相席スタート・山﨑ケイ連載 vol.10】「婚活は減点方式になりがち。幸せを掴みたいなら〝審査員にならないこと!〟」
イケメン率が高く、一途になれるオタクはもしかしたら婚活の有力候補に!?
実はオタクって、隠れイケメンが多くないですか?そもそも女子って、自分のことをカッコ良いと思っていないイケメンが結構好きだと思うんです。
まさにそういう女ゴコロをくすぐるニッチな層が〝オタク〟なんじゃないかな、って。髪を切って眉を整えて、清潔感のある服に着替えさせただけで、めちゃくちゃイケてる感じになっちゃう男子、オタクの世界には転がっていると思うんですけどね。
美容師さんのSNSとかでたまに話題になる、めちゃくちゃ変身するタイプの男の子っているじゃないですか?あんなミラクルが、もしかしたらオタクには起こる確率が高いのかもしれませんよ。
以前、オタクの人たちに特化した婚活イベントの仕事をいただいたことがあり、そのときに知ったのが、オタクには実は高学歴が多く、しかも研究職など、安定していて収入もそこそこ高い人が想像以上にいた、という事実!
考えてみれば、仕事もオタ活のようにまじめにまっすぐに取り組んでいれば、それなりに成果が出るし、もしかしたら出世が早い人もいるかもしれません。
そしてひとことで〝オタク〟といっても今は色んなものにハマっている人たちがいて、その沼の深さもそれぞれではありますが、共通する部分としては、
- 一つのことをつきつめる熱意がある
- 情報収集能力が高い
- 人からどう思われるかより、自分がどうしたいか、という芯がある
ということがあると思います。
これ、恋愛に置き換えてみてください。たとえば・・・
- ひとりの女性にまっしぐらの熱意がる
- デートや結婚式を決めるときなどの情報収集能力が神!
- 誰になんと言われようが、君を幸せにする!
めちゃくちゃ素敵男子じゃないですか?だから、見た目だけで判断して、除外してしまうのはとてももったいない話なんです。
さっきの〝結構おじさん・・・〟もそうですけど、プロフィールに〝趣味「鉄道」〟と書いてあったら、オタクっぽいのかな・・・とマイナスに思ってしまうかもしれないけれど、
「旅行に行きたいんだけど、景色がキレイに見える電車ない?」
という会話から盛り上がってみたら、見直した!なんてありそうな話。
だからみなさん、出会いの第一印象がたとえ30点でも、そこからその人を知る努力を少しでいいからしてみてください。それが、出会いの可能性を広げる方法であり、本当の婚活というものなのではないでしょうか。
次回は『30後半女子が〝可愛い!〟〝若い!〟とモテはやされる場所とは・・・?』(仮)をお届けする予定です。
Profile
山﨑ケイ
やまざき・けい 1982年 6月13日生まれ、千葉県出身。吉本興業に所属するお笑い芸人で、山添寛と 2013年に〝相席スタート〟を結成。2016年には『M-1グランプリ』のファイナリストになる。ネタでもある〝ちょうどいいブス〟目線で書いた著書『ちょうどいいブスのススメ』(主婦の友社)などがある。
イラスト/サヲリブラウン、取材・構成/若山あや