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【相席スタート・山﨑ケイ連載 vol.17】『悩める女子の恋愛&婚活お悩み相談室 Part.3』
Check!地域性や風習、または家族間のルールが家族の在り方への考えを大きく左右するため把握するのも大事
これは結婚が決まっていた友人カップルの話です。女性側の家族は結納の儀を当然するものだと思っていたら、男性側の家族はする気がなく、結婚が決まったのに相手の男性とその親があいさつにこないということが大きな問題となってしまい、結局両家の価値観が違いすぎて婚約破棄になってしまったのです。どっちが悪いという話ではなく、考え方や価値観の違いは大きい、ということです。
かくいう私と夫も、実はお互いの家の価値観はかなり違いました。そもそも夫はお母さんを早くに亡くし、父と子の男2人で長年暮らしてきたというのもあるかもしれません。そんな家庭環境の違いもあれば、地域性の違いもあります。どこの県や地域で生まれ育ったというのも、結婚を考えるときには重要だと思います。
たとえば私の父の地元は高知県の田舎町なんですが、あそこの家の子供がどこの大学に行ったとか、いま何をしているとか、結婚しただのしないだの、他人の家のことを近所のみんなが知っている。助け合えるという意味ではいいことでもありますが、プライバシーがないという意味では合わない人もいると思います。たまに行くくらいならいいですが、将来的に地元に帰りたい、などそういう部分を含めて出身の土地の話もしておくといいかと思います。
以上が、私が初対面で確認できると思われる男性のポイントです。もちろんグイグイ片っぱしから聞くと引かれてしまうので、これらを意識して会話する程度でまずはOK。顔がタイプとかノリがいいとかで流されてしまうのではなく、婚活においては時間のロスをなくすためにも、なるべく多くの情報をゲットすることが大事です。
次回は『山﨑ケイが考える、妊活について』をお届けする予定です。
profile
山﨑ケイ
やまざき・けい 1982年 6月13日生まれ、千葉県出身。吉本興業に所属するお笑い芸人で、山添寛と 2013年に〝相席スタート〟を結成。2016年には『M-1グランプリ』のファイナリストになる。ネタでもある〝ちょうどいいブス〟目線で書いた著書『ちょうどいいブスのススメ』(主婦の友社)などがある。
イラスト/サヲリブラウン、取材・構成/若山あや