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【相席スタート・山﨑ケイ連載 vol.19】『大変なのは女性だけじゃない。妊活は夫婦2人の思いやりがあってこそ乗り越えられる』
1人で抱え込むのではなく2人でなんでも話して共有し合う、これが妊活の心構え。
女性だけではなく、妊活中は男性にもいろんな悩みや思いがあるんです。
なぜ私がそんなことを言うのかというと、芸人という職業は男性が多い世界。私と同じぐらいの年齢の男芸人さんたちの中には、妊活をしている人たちもいて、男性側の話を聞くことも多いからなんです。
「やっぱり決められた日に絶対しなきゃいけないとか、なかなか子どもができないのもプレッシャーなんだよな・・・」
なんて声も聞くし、タイミング法の真っ最中のときには、奥さんには内緒で精力剤のようなものを飲んでいるという人もいました。
正直、妊娠したあとも身体的に大変なのは女性ですし、男ができることなんてそれくらいなんだからがんばってよ、って思ってしまうこともあるかもしれませんが、女性にはわからない生理現象的な悩みや、精神的プレッシャーなどが男性側にもあるんですよね。
だからこそ、妊活中はお互いの思いを共有し合って、思いやりを持って2人でがんばらなければいけないと感じました。
だから私は、毎回病院に行ったら
「今日はこんな痛い検査をして、こういうことに効く薬をもらってきたよ」
などと詳しく夫に報告するようにしています。
詳細を話しすぎると、またプレッシャーに感じてしまう男性もいるかもしれないので旦那さんの性格にもよるかと思いますが、1人で抱え込むのではなく、2人で共有し合う、これが妊活をする上での心構えだと思います。
ちなみに妊活といえば、妊娠しやすい時期を見て自然妊娠を目指す〝タイミング法〟、採取した精子を子宮内に直接入れる 〝人工授精〟、体外で卵子と精子を受精させて受精卵を戻す〝体外受精〟の3段階を順番に踏むのが一般的な流れのようで、私たち夫婦もまだ第一段階なのですが、妊活を経て妊娠・出産した知人からは、
「年齢的なこともあるし、時間をかけるより多少お金がかかっても、最初から確実な方法をとるのもありなんじゃない?」
という意見も。なるほど。確かにお金はかかってしまうけれど、それもありなのかな? なんて思いながら、今はとりあえず主治医の提案の通りに進めています。