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【相席スタート・山﨑ケイ連載 vol.19】『大変なのは女性だけじゃない。妊活は夫婦2人の思いやりがあってこそ乗り越えられる』のメイン画像

悩んでも解決しないことは諦める。 現実的な解決方法を探すのも妊活のコツ。

近所に住んでいる先輩家族のお宅によく夫婦でお邪魔させていただくのですが、それはそれは可愛い男の子の赤ちゃんがいるんです。生まれて間もない頃から見てきたし、1歳のお誕生日もお祝いさせてもらいました。
私を含め沢山のご近所さんたちに、いつも可愛い可愛い、と言われてみんなのアイドル的存在です。

そんな中でもウチの夫は

「俺はこの子がもう少し大きくなったら、『お前はちょっと甘やかされすぎているぞ』と言うつもりでいる」

なんて言うんです(笑)。

妊活を始めるきっかけを作ってくれた夫ですが、この人、もし子どもができたらどうなるんだろう・・・って思うこともあります。

というのも、うちの夫は、部屋の中は常に、見えるところには何も置きたくないという整理整頓好き。それから、たとえば料理をするときは振り向きざまにレンジにものを入れて、 その帰りの動線で冷蔵庫から食材を出しつつ袋から出してスムーズに洗って切る、みたいな効率重視の一面もある。

自分のルールがうまく守れないと、ちょっと納得いかない様子なんです。
まあそれを私に押し付けることはなく、私が玄関に靴を何足も出しっぱなしにして出かけても、帰ってきたら全てきちんとしまわれていて、特に私に何かを注意することもないんですが、子どもがいたら、そんな自分ルールはすべて諦めるしかなくなると思うんですよね。

ただそうなったらなったで、私も含め、子どもと一緒に親も成長するんだろうな、とは思っているんですが。どんな父親になるんだろう・・・と考えると楽しみと不安があります。

先のことを考えるよりも、とにかく今は妊活です。

実際にやってみてわかったのは、できることはやって、できないことは仕方がないと折り合いをつけてトライするしかないということ。
私のように妊活をしている女性の中には、なかなかうまくいかなくて、やっぱり自分のせいなんじゃないかと悩んでしまう人もいるかもしれません。
でも、悩んでも解決しないことはあるし、それを深く考え込んでしまっても精神的に逆効果になりますよね。現実的に解決する方法を探す方が、先へ進む手段になるはずです。そして、できるならなんでも旦那さんと話し合うことが大切な気がします。

話しにくいこともあるとは思いますが、この先もし子どもができたら話し合わなければいけないことはもっとたくさん出てくるだろうし、なんでも話し合える関係性を今のうちに作っておいた方がいいですよね。

お互いに思いやりを持って、苦しいことも楽しいことも夫婦で共有しながら、一緒に妊活をがんばりましょ♡

次回はこの連載もいよいよ最終回。「婚活を経て結婚した私の、〝ちょうどいい〟婚活とは〜まとめ〜」をお届けする予定です。

profile

山﨑ケイ
やまざき・けい 1982年 6月13日生まれ、千葉県出身。吉本興業に所属するお笑い芸人で、山添寛と 2013年に〝相席スタート〟を結成。2016年には『M-1グランプリ』のファイナリストになる。ネタでもある〝ちょうどいいブス〟目線で書いた著書『ちょうどいいブスのススメ』(主婦の友社)などがある。

イラスト/サヲリブラウン、取材・構成/若山あや

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