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【相席スタート・山﨑ケイ連載 vol.20】『婚活を経て結婚した私の、〝ちょうどいい〟婚活とは〜まとめ〜』のメイン画像

0330代後半女子が「可愛い!」「若い!」ともてはやされる〝ちょうどいい場所〟とは・・・。

婚活中の友人いわく、30代前半ではマッチングアプリでもかなり出会いがあったのに、30代後半になると、出会いが激減したそう。その現実が与える精神的ダメージは大きいようで・・・。

でも、そんなアラフォー女子が、「可愛い!」「若い!」ともてはやされる場所を私は知っています。そこは、

スナックです。

アットホームで居心地がよく、30代〜70代の幅広い男性たちが集う場所、スナックなのです。
これは、私が芸人をやりながら、神楽坂のスナックでバイトをしたときに学んだこと。酸いも甘いも噛みわけた、優しくて楽しいおじさまたちから「可愛いね!」「若いね!」ともてはやされたことで、私はすっかり自信を持てるようになり、婚活にも前向きになれたのです。
ですから、自信を失いかけていて、なおかつスナックでのバイトに抵抗がない30代女子は、是非おためしあれ。

04夫婦二人三脚で〝ちょうどいい妊活〟をスタート!

結婚に焦りを抱いた結果、婚活でキャリアを積み、38歳でついに結婚のタイミングがおとずれた私。結婚して1年、現在、妊活をしています。その内容は、

Vol.18『婚活の次は妊活!?〜私が今やっている妊活のリアルな現状を語ります〜』
Vol.19『大変なのは女性だけじゃない。妊活は夫婦2人の思いやりがあってこそ乗り越えられる』

をご参照ください。
夫の
「子どものことを一度考えてみよう」という言葉によって、2人でブライダルチェックを受け、今は〝タイミング法〟をしている私たち。
振り返ってみれば、私もいろいろな経験をしながら、決して近道とはいえない道を前向きに進んできたものです。

そんな私が今、はっきり言えるのは、

私のことをこんなに好きだと言ってくれる人は、一生この人しかいないと思った

ことが、一番の結婚の決め手だったということ。

最初は全然タイプじゃなかった人が、今では夫になっているわけですから、人生どうなるかわからないものです(笑)。そして、婚活にしろ、結婚にしろ、妊活にしろ、そのときどきに直面していると〝辛い〟とか、〝いつ終わりがくるのだろう・・・〟なんて行き詰まってしまうこともあるかもしれません。私もそうでした。でも、今は一番近くに「大好き」だと言ってくれる人がいます。これからは、辛いことがあっても2人で乗り越えられるのですから、こんな幸せなことはありません。
おっと・・・ついのろけてしまいましたが(笑)、私が今、皆さんにお伝えしたいのは、

無理や我慢をしても、今の自分の願いは叶えられないかもしれない

ということ。悩みの渦中にいると、周りが見えなくなってしまいがちですが、一度引いて、客観的に自分を見てみることも大事です。本当にそのやり方で合っているのか、もっと楽しく乗り越えて先へ進む方法はないか、違うと思って排除していたことが実は一周して正解なのではないか・・・。
諦めて投げ出すのではなく、かといって無理をして突き詰めるのでもなく、〝ちょうどいい〟方法が、きっと誰にでも必ずあるはずです。そして何より大事なことは、

一歩踏み出してみること。

悩んでいても、考えているだけでも、今の状況から何ひとつ物事は動きません。とりあえず、気楽にできそうなことからチャレンジしてみること。そうやって動いているうちに、自分に合った方法が自然と見えてくると思います。

私も何年か前、恋愛も仕事もうまくいかず、人としても芸人としても何をしたいのかわからなくなってしまった時期がありました。そのとき、私ができることって何なんだろう・・・と考えた結果、出てきた言葉は

「私が幸せになる過程を見せるから見てて!」

でした。
色々なことが思い通りにならない中で、自分のダメなところばかりに気付かされる毎日でしたが、こんな私が幸せになれたら、みんなもなれるって!って、いつか言いたいな、と。

その過程ではたくさん失敗しましたし、家では泣きながら何とか笑い話にした話もあります。
そんな甲斐もあって、今ははっきり言って幸せなんですが、今後はどうなるかわかりません。もしかしたら、また辛いことがやってくるかもしれません。そしたら、また幸せになるので見ていてください!

20回の連載、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!次は〝ちょうどいい子育て〟について語れちゃったりしたら、幸せです♡

山﨑ケイ

profile

山﨑ケイ
やまざき・けい 1982年 6月13日生まれ、千葉県出身。吉本興業に所属するお笑い芸人で、山添寛と 2013年に〝相席スタート〟を結成。2016年には『M-1グランプリ』のファイナリストになる。ネタでもある〝ちょうどいいブス〟目線で書いた著書『ちょうどいいブスのススメ』(主婦の友社)などがある。

イラスト/サヲリブラウン、取材・構成/若山あや

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