セックスを汚らわしいことと思わないで。間違った価値観を変えて本当の喜びを知ろう

実はセックスが苦手だという女子は結構多いみたい。これまで1,000人以上もの女性と経験し、日本のセックス事情を知り尽くしたセックスセラピストのアダム徳永さんが、セックスの概念を変えるべく〝セックスの素晴らしさとは何か？〟をレクチャー！

自分の体を愛すこと、スローセックスを知ること

Check!悩みいっぱいの自分の性器を愛してくれる男性は必ずいる

セックスが苦手だという女子は、まだセックスの素晴らしさを知らない、というアダムさん。

「そこには、いろんな悩みやトラウマがあるかもしれません。たとえば、自分の性器は可愛くない、と思い悩む女性もいるでしょう。でも、性器はいろんな形、色をしているのが当たり前。それを愛おしく思ってくれる男性こそ、あなたを幸せにしてくれる可能性を持った男性です。そしてそのような男性は、必ずいるのです」

スローセックスを知れば本物の喜びを得られる

「セックスの間違った価値観を変えるために、私が提唱しているのが〝スローセックス〟です。私の講義やプライベートレッスンなどでは、男性に射精を目的としないことを言い続けているのですが、その理由は、射精を目的にしないことで余裕が生まれてセックスの定義や意味合いが変わってくるからです。前戯や愛撫に時間をかけるようになり、心から感じて気持ちよくなる女性を見て、男性はますます女性に対して丁寧に愛情を注ぐようになるのです。そのうち、今までは20分程度で終わっていた男性本意の〝ジャンクセックス〟が、40分になり、1時間になり・・・と長くなっていくのです。それによって女性も、本物のセックスの喜びを感じることとなるでしょう」

お話を伺ったのはこの方

アダム徳永さん
（株）エヴァコミュニケーションズ代表。幸せの根源は、男女の愛、陰陽の和合にあると確信し、セックスの研究をスタート。そして、1,000人の女性との経験を重ねながら、独自の性の理論とメソッド〝スローセックス〟を確立。著書も多数あり、『スローセックス実践入門』（講談社＋α新書）は40万部を超えるベストセラーとなった。

取材・文／成田リナ　参考文献／『男は女を知らない新・スローセックス実践入門』（講談社）、『スローセックス彼をその気にさせる方法』（日本文芸社）