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アラサー女子の尿もれ対策。タイプ別さまざまな症状を知って将来の尿もれに備えよう
一言で〝尿もれ〟と言っても実はいろいろタイプがあるそう。知っているようで意外と知らない尿もれのことについて、尿もれの専門医である東京女子医科大学東医療センター・骨盤底機能再建診療部/泌尿器科の巴ひかる教授にお話を伺いました。尿もれチェックリストにも注目!
Check!尿もれは、どんな人に起こりやすい?
「尿もれは主に閉経後の50代ぐらいから始まる人が多いですね。妊娠出産によってそもそも骨盤底筋にダメージが加わり、加齢によって骨盤底筋群の筋肉や靭帯など総合的に弱くなることに加え、女性ホルモンが低下し尿道の粘膜がピタッと接しなくなり、中年太りからその体重が骨盤にのっかりさらにダメージとなる、これが主な原因です」
Check!出産後ということは、アラサー女子で当てはまる人も
「妊娠中や出産後に尿もれを経験する女性はいると思いますが、出産してしまえば、あるいは出産後数ヶ月すれば治ると思います。骨盤底筋群は、恥骨尾骨筋、恥骨直腸筋などのいくつもの筋肉に、いろいろな結合組織や靭帯などを含めた総称のこと。出産によってどこか1つ傷ついたとしても、まだ年齢が若いうちはその周りの元気で丈夫な筋肉などが力を合わせて支え合うのですが、年齢を重ねると、その周囲の力も衰えてくるので支えきれなくなってしまうんですよね」
では妊娠中や産後に尿もれになったとしても、アラサー世代ならまだそれほど問題ないというわけですね。
「一度は治ると思います。ただ、妊娠中や出産後に尿もれを経験した人の大半は、50代になって閉経後に再び尿もれが出てくることが多いです。すでになんらかのダメージが起きているので」
では妊娠中や産後に尿もれになったとしても、アラサー世代ならまだそれほど問題ないというわけですね。
「一度は治ると思います。ただ、妊娠中や出産後に尿もれを経験した人の大半は、50代になって閉経後に再び尿もれが出てくることが多いです。すでになんらかのダメージが起きているので」
知っているようで知らなかった尿もれ!
知っているようで知らなかった尿もれについての、基礎知識になったでしょうか?妊娠・出産後、一時的に尿もれを経験をしたというアラサー女子は、将来尿もれになる可能性が高いということなので、今から症状についてチェックしておきましょう!
監修/巴ひかる(東京女子医科大学東医療センター・骨盤底機能再建診療部/泌尿器科 教授) 取材・文/成田リナ 参考文献/『尿もれ治療がわかる本』(築地書館)