女性の尿もれ問題対策まとめ。尿もれを治すトレーニング方法、尿もれ治療法をご紹介

閉経後の50代ぐらいから尿もれが始まる女性が多いそうだけど、出産後の女性もなる可能性があるという尿もれ。そこで、尿もれを治すにはどんなトレーニングや治療法があるのかを、尿もれの専門医である東京女子医科大学東医療センター・骨盤底機能再建診療部／泌尿器科の巴ひかる教授に聞いてみました！

Check!尿もれってどんな症状？

尿もれとは、言葉通り尿がもれてしまうこと。自分の意思で排尿しようと思っている場所以外で、尿が尿道口から出てしまうことを尿もれといいます。よく聞く、咳やくしゃみの衝撃で尿がピュッと出るのも尿もれ。また、仕事や家事がひと段落するまでおしっこを我慢し、もうこれ以上は限界だとトイレに駆け込む途中に少しもれてしまうのも尿もれです。

尿もれの種類の中でも一般的なのが「腹圧性尿失禁」と「切迫性尿失禁」

「腹圧性尿失禁」は産後の女性に最も多く、咳やくしゃみをしたとき、思わず笑ったときにちょろっと尿がもれるもの。一方で「切迫性尿失禁」は、突然トイレに行きたくなり、行きたいと思ったら我慢できずにその場でもらしてしまったり、トイレに間に合わずにもらしてしまうこと。妊娠中や産後に起こる尿もれは「腹圧性尿失禁」で、若いうちに一度治っても閉経後に尿もれを発症する確率が高いんだとか！

尿もれに関わる骨盤底筋は鍛えることはできるの？