Night
女性の尿もれ問題対策まとめ。尿もれを治すトレーニング方法、尿もれ治療法をご紹介
閉経後の50代ぐらいから尿もれが始まる女性が多いそうだけど、出産後の女性もなる可能性があるという尿もれ。そこで、尿もれを治すにはどんなトレーニングや治療法があるのかを、尿もれの専門医である東京女子医科大学東医療センター・骨盤底機能再建診療部/泌尿器科の巴ひかる教授に聞いてみました!
Check!尿もれ改善のためのエクササイズ
肛門、尿道、膣は全部いっぺんに締め上げて
イスにゆったり腰掛けた状態でも、電車の中でも、家事をしながらでもできる場所を選ばないエクササイズです。
基本的には肛門や膣、尿道の筋肉はつながっているので、個々に鍛えることはできません。ですから、肛門や膣、尿道をいっぺんに10秒ぐらいまず「キューッ」と締め、ゆっくり緩めて30秒リラックス。この運動を毎日朝昼晩、10セットずつ行ってみてください。
基本的には肛門や膣、尿道の筋肉はつながっているので、個々に鍛えることはできません。ですから、肛門や膣、尿道をいっぺんに10秒ぐらいまず「キューッ」と締め、ゆっくり緩めて30秒リラックス。この運動を毎日朝昼晩、10セットずつ行ってみてください。
Check!他にもさまざまな尿もれの治療法が!
「もし、上記のエクササイズを3ヶ月試してみて効果があれば続ければいいし、効果がなければ諦めて、薬の処方や手術という方法もあります。エクササイズの効果には個人差があり、また効果があっても続けないといけないので、手っ取り早く手術しちゃう、という人もいるでしょう。
また、最近太ったという人は、減量するだけで尿もれが改善される場合もあります。たとえば今まで50kgだった人が太って55kgになり、尿もれが始まったのであれば、減量してもとの50kgに戻すことでなおったというケースもあります。やはり脂肪が増えるとその分、骨盤底筋群にのるわけですから、骨盤底筋にかける負担も大きくなるのは当然です」
また、最近太ったという人は、減量するだけで尿もれが改善される場合もあります。たとえば今まで50kgだった人が太って55kgになり、尿もれが始まったのであれば、減量してもとの50kgに戻すことでなおったというケースもあります。やはり脂肪が増えるとその分、骨盤底筋群にのるわけですから、骨盤底筋にかける負担も大きくなるのは当然です」
Check!自分にあった尿もれの治療法を見つけて!
出産によって必ずダメージを受ける骨盤底筋群。女性の尿もれの症状は、女性泌尿器科で診療しているので、尿もれの症状が気になりはじめたら一度専門のお医者さんにかかって相談してみるのもいいかも!
監修/巴ひかる(東京女子医科大学東医療センター・骨盤底機能再建診療部/泌尿器科 教授) 取材・文/成田リナ 参考文献/『尿もれ治療がわかる本』(築地書館)