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体臭予防にはいい汗をかくことが大切!お風呂でできる〝汗腺トレーニング〟にトライ♡
男女や年齢問わず、多くの人が気になっている〝ニオイ問題〟。体臭の原因は、運動不足などからくる汗腺の機能低下により、いい汗をかけないことも原因の1つなんだとか。そこでニオイが気になる人におすすめなのが、いい汗をかくための〝汗腺トレーニング〟!今回は、ニオイの専門家でテレビや雑誌で活躍中の「五味クリニック」院長の五味常明先生に、〝汗腺トレーニング〟の方法を教えていただきました。
Check!さらに入浴の際の〝汗腺トレーニング〟で効率よくニオイケア!
日々の入浴中に〝汗腺トレーニング〟をすればさらなるケアに。やり方はこちら!
01高温で手足浴をする

湯船の1/3から半分ぐらいまで、44度ぐらいの熱めのお湯を張り、ひざ下と肘先を15分程度つけます。湯船の中にお風呂イスを入れて座って足と腕をつけるとちょうどいいでしょう。手足にはあまり機能していない汗腺が多数あるため、集中的に温めることで汗腺を鍛えらえるのです。
02微温で半身浴or全身浴

続いて、微温で半身浴か全身浴を。①のお湯に水やぬるま湯を足して36度ぐらいの温度にしたら、今度は全身10〜15分ほど浸かります。
03お風呂から上がり、自然と汗が引くのを待つ

お風呂上がりは、自然に汗が蒸発しきるまで衣服は着ないように。強制的に体を冷やさずに、自然と汗が引くのを待ちます。その間、リンゴ酢や黒酢ドリンクを飲んだり、生姜ドリンクで水分補給をすると、汗腺機能がさらに高まるでしょう。
1〜3を最低1週間、できれば2週間続けると、汗腺機能が高まりいい汗がかけるように。また自律神経の働きもアップするため、抵抗力がつき、気温の変化にも対応できる体になります。
Check!汗腺トレーニングは、日々の運動でも!

日ごろから運動不足で汗をあまりかかないという人は、汗腺機能も低下しがち。そこで、空き時間にスクワットなどをして、運動不足解消を心がけましょう。運動をすることで代謝が高まっていい汗がかけるようになり、汗腺トレーニングにつながりますよ。
お話を伺ったのはこの方
医学博士・五味常明先生
五味クリニックの院長で、臭い研究のスペシャリスト。1949年生まれ、長野県出身。一橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科などで形成外科学、多摩病院精神科などで精神医学を専攻。日本診療外科研究会代表、体臭多汗研究所設立。
取材・文/成田リナ 参考文献/『気になる 口臭・体臭・加齢臭』(旬報社)