Point!「仕事を辞めて専業主婦になりたい」と言い出した彼女

「結婚を白紙にしたいと切り出したのは僕から。というのも、プロポーズをして彼女も嬉しそうに承諾してくれたあとから急に、関係性が変わってきちゃったの。その大きな理由は、お互いの仕事へのモチベーションのあり方。僕は転職して2年目、ゆくゆくは独立して会社を立ち上げるために今から上がってこうぜ！ってところで気合いバッチリだったのね。でも彼女は結婚が決まると、家庭に入りたがるようになっていた。

そもそも、彼女の仕事バリバリする姿がかっこいいと思っていた僕は、結婚してもお互いに刺激し合える関係でいたいと思っていたし、子供ができても、奥さんには働いて欲しいと思っていた。ところが彼女は、たまたまそのとき仕事がうまくいっていなかったのもあって『仕事辞めて専業主婦になりたい』と言い出して。

その言葉を聞いた僕は、どんどん熱が冷めていってしまった。『お互いに仕事面でも高め合っていこうね』って約束しただけに、すごく寂しかったけど、結婚を白紙にしたいと彼女に提案し、長い話し合いの結果承諾してもらいました。その後、同棲関係も解消し、別れることに。

これをひとことでいったら〝タイミングが合わなかった〟ことになるんだと思う。お互いの人生の道があって、それぞれが合致したら結婚ってことになるんだと思うんだけど、そのタイミングが最後の最後、合わなかったんだね。同棲してもレスになる気配が全くなかっただけに、もったいないと思ったけど、しょうがない。今は目標通りに会社も立ち上げて、新たな結婚相手を探し中です」

結婚はやっぱりタイミングがカギ！？

橋本さんの実体験から見えたのは、アラサー男子のリアルな結婚感。結婚を決める理由は人それぞれだけど、橋本さんの場合は仕事に前向きに挑戦する彼女を好きになり、人生のパートナーにしたと思ったそう。それなのにいつの間にか家庭を求めるようになってしまった彼女に、希望を失ってしまったことが原因。これも〝タイミング〟だという彼。アラサー女子のみなさんはどう思いますか？

取材・文／成田リナ
●登場人物の名前はすべて仮名です