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ヤフー・データソリューション、ビッグデータを用いて「涙袋“専用”アイシャドウ」を分析のメイン画像
ヤフー株式会社
~ 「Yahoo!知恵袋」の悩みと解決策のデータから、商品企画ができるのかを検証 ~

ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)が提供する事業者向けデータソリューションサービスは、涙袋メイクへの関心の高まりに着目し、「Yahoo!知恵袋」のデータを用いて、涙袋専用アイシャドウが話題となる前に商品が企画できたのかについて分析したレポートを公開しました。



                                 イメージ:アフロ

■涙袋“専用”アイシャドウはビッグデータで企画できたのか
https://ds.yahoo.co.jp/report/20230612.html

「涙袋」「メイク」を含む検索人数は、2021年頃から右肩上がりで伸びています(※1)。

※1:グラフは2014年の検索人数を100%として表示

涙袋のメイクとは、涙袋にハイライトや影を入れることで、涙袋の部分をぷっくり見せて印象を変える
メイクのことです。「Yahoo!ショッピング」では、商品名に「涙袋」を含む商品の売り上げが、2021年12月には前年比で約2倍となったほか、2023年2月に発売された「CANMAKE」の涙袋専用アイシャドウが登場し、話題となりました(※2)。

※2:CANMAKE TOKYO「ついに涙袋パレットが登場」
https://www.canmake.com/topics/detail/262

「涙袋メイク」というメイク方法、「アイシャドウ」「コンシーラー」というメイク用品に、“専用”を掛け合わせることで、涙袋“専用”のコスメという新たな市場を生み出していることが分かります。


ビッグデータを使い、”専用”を掛け合わせることで、新たな市場を作れる悩みや商材を見つけることはできるのか、検討しました。

商品企画の流れとしては、以下2パターンが考えられます。


Yahoo! JAPANのビッグデータに現れやすい「悩み」を起点とした1.で検討を進めました。
悩みの抽出に有効な「Yahoo!知恵袋」のデータを用いて、2021年に検索数が伸び始める前の2020年に、「Yahoo!知恵袋」の質問文に「涙袋」に関する悩みが現れていたのか見てみました。

カテゴリが「メイク」または「コスメ」、質問文に「涙袋」を含むという条件で抽出したところ、2020年の1年間だけで700件を超える質問文が見つかりました。


この結果から、「涙袋メイクを始めたい」「やってみたが上手くいかない」「そもそも涙袋があるのか分からない」など幅広い悩みが出てきていることが分かりました。2021年、2022年にはさらに多くの質問が投稿されており、「Yahoo!知恵袋」の質問文を見ることで、世の中の悩みが抽出できることが確認できました。先ほどの質問文の内容を見てみると、「何を買うべきか」「どうしたら改善できるか」など解決策を知りたい質問があるため、回答文を見ることで解決策が拾える可能性があります。

先程と同じ条件で「Yahoo!知恵袋」の回答文を調べたところ、2020年の1年間で1,100件以上見つかりました。以下は回答文に現れた単語で、文字の大きさは出現頻度に比例しています。


質問内容によっては、涙袋以外の部位に対する回答も含まれますが、涙袋メイクへの解決策となり得る単語が幅広く出てきました。

さらに、涙袋メイクに関する回答文に絞って確認したところ、以下のようなアイテムや解決策が挙げられていました。

多くの解決策が現れているため、涙袋の悩みは、解決策が多数存在している=消費者は解決策が明確にないことで困っている、とも捉えることができます。このことから、アイシャドウに限らず専用商品を作ること自体が、悩みを解決することに直結していたと推測できます。

それぞれの解決手段の回答文への登場頻度を見ると、「(二重用)アイライナー」「アイシャドウ」などが多く登場していたことが分かりました。解決策とあわせて登場頻度も見ることで、専用商品として既存解決策のどれを組み合わせるか(例えば「アイシャドウ」)という発想にも繋がることが確認できました。

今回の分析で、「Yahoo!知恵袋」の質問文から世の中の悩みを抽出し、「世の中の悩み」と「既存の解決策」を「専用」で掛け合わせることで新市場を形成できる可能性があり、商品開発の際に役立てることができそうだということが分かりました。

■涙袋"専用"アイシャドウはビッグデータで企画できたのか
https://ds.yahoo.co.jp/report/20230612.html

レポート内容や、レポート内の図表等は媒体でお使いいただけます。「ヤフー・データソリューション」とクレジット記載いただくようお願いします。また可能であればレポートのURLの掲載もご検討ください。

「情報技術のチカラで、日本をもっと便利に。」をミッションに掲げるYahoo! JAPANでは、今後もビッグデータの持つ力と面白さをお伝えするとともに、ビッグデータの価値を社会に還元するためのさまざまな取り組みを進めていきます。
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