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窪田正孝「僕もそれに応えなければいけないな」役者魂や異性について語る!
最新映画『東京喰種トーキョーグール』の主演・窪田正孝さんに映画の魅力と役を演じるにあたっての想い、共演者との撮影エピソードについてお話を聞きました。どんな人物にもなり切ることから〝カメレオン俳優〟とも呼ばれている窪田さんが、この度挑戦するのは、人を喰う怪物役。人気漫画を原作としたこの役に、作品に、果たしてどう挑んだのか、その役者魂に迫ります。
熱烈オファーしたのは原作者である漫画家の石田スイさん
直々にオファーをいただき、恐縮しました。本作はみなさんに愛されている作品だったこともあり、 最初は覚悟が必要だな、 と思いました。
作品に見えるメッセージとは?
原作を読んでいるうちに、何らかの主張が見え隠れしているのを感じて......。喰種の目線になってみると余計に、 世の中の不条理とか、人間って何なのかを訴えているように見えました。そういう、生きる上での生々しさをリアルに描いている点が、僕がこの作品の好きなところ。だから映画版はもちろん、エンターテイメントとして観ていただきたいですが、そんなメッセージがあるっていうことも伝えていきたいですね。
カネキを演じてこれから大事にしていきたいと思ったことは?
原作は最新刊まで読みましたが、アクションや描写を含めて、カネキの像はどんどんカッコよくなっていくんです。でも、本当は、物語の最初に出てくるような力のない内気な姿こそが本来のカネキであって、ときには、弱さやずるさが見えたりもする。たとえば、自分はこれだけしています、 やっています、 という主張って、何かの見返りを求めての上であり、ずるさ。表面的にはいい人だけど、裏にはそういう部分や人にはわかりにくい闇を持っていて、どんなにカッコよくなっていこうが、ベースにはそういう人間性がある、というところを大事にしていきたいと思いました。
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カネキを演じるにあたってのお話や共演者について